福井県小浜市中井の口名田郵便局が呼びかける営業日に100円を郵便貯金する「桃の実貯金」に、近くの自宅から歩いて参加してきた山本實(みのる)さん(93)が22日、5千回目の貯金を達成した。清水良憲(よしのり)局長(33)から顔写真入りの認定証と記念品の皿を贈られた。
桃の実貯金は、1998年4月に口名田郵便局の局舎が新築されたのを機に、当時の局長で清水さんの父の義巳さん(67)が考案。「毎日100円を貯金しに来ませんか。生活に張りが出て元気になりますよ」と呼びかけた。「百」が「もも」と読めることから、100円、100歳(長寿)にちなんだという。現在は山本さんを含め42人の会員が参加している。
山本さんの自宅は、郵便局から北へ約500メートルのところにある。「雨の日も雪の日も7、8分歩いて預けに来ている」と山本さん。来局したときに、局員や貯金仲間と会話するのが何よりの楽しみだ。
2年ほど前、肺の病気で約1カ月間入院したときを除き、郵便局に通い続けてきた。山本さんは「貯金が目的ではなく、健康のために毎日歩く。そのおかげで足が動くし、ゲートボールもできる」と話した。
転載元:
生活習慣病の食事療法や運動療法で
最も大切で最も難しいとされるのが「継続」です。
短期間にどんなに素晴らしいことを達成できても
それが長く続けられなければ療法とはなりません。
貯金だけが目的なら
10日分と言って1000円を、
そして100日分と言って10000円を
渡す方がもちろん効率的です。
でも
毎日を20年間続けたことで、
片道7分、往復14分を歩く習慣ができ、
郵便局では仲間とお互いの無事を確認したり、
世間話をすることで、
社会とのつながりを深め、
そして93歳の高齢にもかかわらず
元気にゲートボールを楽しむことができる。
山本さん自身がそうおっしゃっています。
山本さんにとって100円貯金が
健康づくりのきっかけであり、
そのものになった、そんな気がします。
なんでもいいのです、
無理なく続けることができれば。
無理ないどころか、
楽しみとなってしまうようなことが見つけること
が健康への第一歩です。
そして、
あなたに合った無理のない方法、
あなたが楽しんで続けられる方法を
私たち管理栄養士は探すお手伝いをしています。
★ぶー!ポイント★
本当に素晴らしいことです!
でも、山本さんだけではありません。
弊院、二田哲博クリニックにも
自分のペースで楽しみながら
食事や運動に取り組んでいる人がたくさんいます。
そんなみなさんを応援するのが
「じぶんみがきグランプリ」です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。