2019年6月22日土曜日、福岡・天神の都久志ちくし会館にて
第65回福岡糖尿病セミナーが開催されました。
*詳細PDFはこちら
前回から私は世話人を仰せつかったセミナーです。
特別講演は
教授 弘世 貴久ひろせ たかひさ 先生
でした。
*弘世先生の紹介サイト
様様な貴重なお話を訊かせて頂きましたが中でも
常に後戻りできる「気配り」
というのが印象に強く残りました。弘世先生のお話を要約すると、
インスリンを始めてしまうと一生やめることができない!
そう、多くの患者さんは思っている。
だから
「インスリンをやめることもできるよ
ただ、今のような良い状態ではなくなってしまうけど。」
と伝える事が大切。
これは私たち管理栄養士にも言えること。
その患者さんにとって大好きな食べものがある。
大好きなのはとてもよく判るけど、量が多すぎる。
少なくして欲しいと話したら約束してくれた。
でも実際は少なくするどころか増えてしまっていた。
そんな時、どうすべきか。
患者さんのカラダや病態を考えたら答えはひとつです。
でも本当にひとつでしょうか。
私にはたくさんの答えがあるように思えます。
もちろん治療である以上、
カラダを優先しなければなりません。
しかし、私たちには心があります。
キモチを無視して治療を強引に進めることがいいのでしょうか。
だからこそ常に最適解を目指して、
勉強し、経験し、悩み、向き合っていくしかない、
そんな風に思いました。
★ぶー!ポイント★
他にも多くの医療施設、医療関係者のみなさんの講演を訊きました。
様様な経験や意見を得られるセミナーは
とても貴重です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。