スナック菓子の王様?!と言えばポテトチップス。好きな人も多いのではないでしょうか。適度な塩味、パリッとした食感、しかも薄いのでついつい食べ過ぎてしまうのがポテトチップスですね。
ポテトチップスの主な材料はもちろんジャガイモです。ジャガイモは野菜というよりもイモ類、お米や小麦と一緒の主食になる穀類です。
よくポテトチップスと言えば、「太った人」を連想しますよね。栄養価から観てみましょう。
ポテトチップス (英: Potato Chips)
ジャガイモを薄切りにして冷水で短時間さらした後、高温の食用油で軽く色づくまで揚げ、それを塩や香辛料で味付けしたスナック菓子のこと。揚げ菓子の一つ。ポテトチップ とも呼ばれる。日本では「ポテチ」「チップス」などと省略される場合がある。
100 g あたり
カロリー・・・・・・・・・・・・・554 kcaL
脂質・・・・・・・・・・・・・・・35 g
飽和脂肪酸・・・・・・・・・・・・3.9 g
多価不飽和脂肪酸・・・・・・・・14 g
一価不飽和脂肪酸・・・・・・・・14 g
コレステロール・・・・・・・・・・0 mg
ナトリウム・・・・・・・・・・・・400 mg
カリウム・・・・・・・・・・・・・1,200 mg
炭水化物・・・・・・・・・・・・・55 g
水溶性食物繊維・・・・・・・・・1.1 g
不溶性食物繊維・・・・・・・・・3.1 g
タンパク質・・・・・・・・・・・・4.7 g
ビタミンC・・・・・・・・・・・・ 15 mg
カルシウム・・・・・・・・・・・・17 mg
鉄・・・・・・・・・・・・・・・・1.7 mg
ビタミンB6・・・・・・・・・・・・ 0%
マグネシウム・・・・・・・・・・・70 mg
とされています。では、材料のポテト=ジャガイモ単体の栄養価も見てみましょう↓
ジャガイモ(馬鈴薯〈ばれいしょ〉、英: potato、学名:Solanum tuberosum L.)
ナス科ナス属の多年草の植物。南アメリカのアンデス山脈原産。世界中で栽培され、デンプンが多く蓄えられる地下茎が芋の一種として食用される。揚げたり、蒸したり、茹でたり、煮込み料理などのほか、コロッケやポテトチップスなどの加工食品にもされ、デンプン原料としても需要がある。保存がきく野菜として扱われる一方で、穀類として主食にもなりえる重要な食物であり、ビタミンCやカリウムなどの豊富な栄養を含む特徴がある。芋から発芽した芽や皮などには、ソラニンという有害物質が含まれている。
100 g あたり
カロリー・・・・・・・・・・・・・76 kcaL
脂質・・・・・・・・・・・・・・・0.1 g
炭水化物・・・・・・・・・・・・・17.6 g
同じ100gあたりで比較すると未調理のジャガイモだと76kcaLなのに、ポテトチップスにすると554kcaL、実に7倍以上も高カロリーになっています。これ程までにカロリーに差がでた理由は、高温の食用油で揚げているという点です。流石にこのエネルギー量を観ると、オススメしにくいです。
ということで、
- 揚げない
- ポテトじゃない
- でもチップス感のあるもの
ということで思いついたものを作ってみようと思います。材料はこちら↓
豆腐です。豆腐の材料はダイズ。ダイズは豆類ですが色々な栄養素も豊富なので、ジャガイモの代わりにならないかなーと思って挑戦します。名付けてトウフチップス!
作り方その1:豆腐を潰してみる
豆腐を潰してペースト状にしてみました。これに味付けとしてコンソメを足してレンジでチン!してみたのがこちら↓
ペーストトウフチップス コンソメ味です。
作り方その2:豆腐を薄くカットしてレンチン!してみたのがこちら↓
スライストウフチップスです。
ふたつを並べるとこんな感じ↓
左:スライストウフチップス
右:ペーストトウフチップスコンソメ味
見た目が「ただ焦げただけ」のように見えますが、そこは開発中ということで・・・(ごにょごにょ)
食べた感想。
ペーストトウフチップスコンソメ味
パリパリとした食感は心地いいです。味はコンソメが本当に少ししか入れてないので気持ち程度、風味って感じです。でもなんか味が足りない気がしました。
スライストウフチップス
こちらもパリパリっとした食感がします。味付けてないので、焼いて乾燥していたチップスが口の中の唾液を吸って一気に「ダイズ感」が出てきます。節分の時、年の数だけ食べる豆を想い出しました。
ペーストもスライスも両方とも例えるなら
トウモロコシから作られたトルティーヤ・チップスの和風版って感じでした。
私は美味しいと思いました。
豆腐チップス
材料
豆腐 150g
味付けはお好みで
(コンソメ1g)
(ブラックペッパー+食塩0.5g)
作り方
- 豆腐をなめらかになるまで混ぜる
- コンソメを入れて混ぜる
- 耐熱容器にクッキングシートを広げ、生地を薄く広げる(厚いと加熱時間が長くなる)
- 600Wで3分×2回、表面が乾燥したら完成!
- 適当な大きさにカットして食べる
元々150gあった豆腐ができあがると17gまで軽くなりました。豆腐って思っている以上に水分を含んでいるようです。
★モゥー!ポイント★
ダイズで何とかいい感じにならないかなーと思ったのですが、まだまだ研究が必要のようです。ただ、ダイズなのにパリパリっとした感じは新しいなと感じました。これ、野菜サラダの上に載せるとかでもアクセントになっていいかなーとも思いました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。