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1533食目「AppleといえばiPhone?いえいえ、『グラニースミス』です。」とても珍しいリンゴ『グラニースミス』から始まるAppleのお話。

「AppleといえばiPhone?いえいえ、『グラニースミス』です。」とても珍しいリンゴ『グラニースミス』から始まるAppleのお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

寒い時期の果物と言えば「リンゴ」です。リンゴは種類が多く実は8月頃から翌年4月頃まで出回っていますが、身近な品種の旬は12月頃から3月頃の冬の期間です。

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リンゴ

リンゴ(林檎、学名:Malus domestica, Malus pumila)

バラ科リンゴ属の落葉高木、またはその果実のこと。植物学上はセイヨウリンゴと呼ぶ。春、白または薄紅の花が咲く。人との関わりは古く、紀元前から栽培されていたと見られ、16世紀以降に欧米での生産が盛んになり、日本においても平安時代には書物に記述がみられる。現在世界中で生産される品種は数千以上といわれ、栄養価の高い果実は生食されるほか、加工してリンゴ酒、ジャム、ジュース、菓子の材料などに利用されている。西洋美術、特に絵画ではモチーフとして昔からよく扱われる。

リンゴ - Wikipedia

「AppleといえばiPhone?いえいえ、『グラニースミス』です。」とても珍しいリンゴ『グラニースミス』から始まるAppleのお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「リンゴ」と言ってもとても種類が多いのです。そんな時は「リンゴチャート」が便利。種類も味の特徴もわかるのでオススメです↓

11月中旬に3種類のリンゴを頂きました↓

とは言え、やっぱりリンゴと言えば、

「AppleといえばiPhone?いえいえ、『グラニースミス』です。」とても珍しいリンゴ『グラニースミス』から始まるAppleのお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

真っ赤な色を想像しますよね。ところが今回紹介するリンゴは赤くないのです。

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その名はグラニースミス。

「AppleといえばiPhone?いえいえ、『グラニースミス』です。」とても珍しいリンゴ『グラニースミス』から始まるAppleのお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

緑色、まさに青リンゴって感じのこのリンゴの名前はグラニースミスと言います。

ーーーグラニースミスってなんだか人の名前みたいじゃない?

その通り、このリンゴを開発した人の名前が由来になっています。グラニースミスとは「スミスおばあちゃん」という意味になるそうで、これは開発者のスミス夫妻の写真だそうです↓

「AppleといえばiPhone?いえいえ、『グラニースミス』です。」とても珍しいリンゴ『グラニースミス』から始まるAppleのお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

グラニースミス (英語:Granny Smith)

リンゴの栽培品種である。1868年にオーストラリアで、名前の由来ともなったマリア・アン・スミスにより、偶発実生で開発された。Malus sylvestris に地元の M. domestica の花粉を掛け合わせた雑種であると考えられている。ニュージーランドに導入され、1935年頃にイギリス、1972年にアメリカ合衆国で栽培が始まった。
今日では、ニューサウスウェールズ州イーストウッドで、毎年10月末にグラニースミス祭が行われている。これは栽培品種の原産地を記念するだけではなく、19世紀末から20世紀初頭にイーストウッドの果樹園からシドニーに向けてリンゴを供給していたことを記念するものである。シドニーは亜熱帯性気候でリンゴの栽培に向かないが、輸送機関の発達によって、シドニーで商業的にリンゴを作る必要がなくなった。
グラニースミスの色は黄緑色である。さくさくした食感でジューシーで酸っぱく、生で食べるのにも調理用にも適している。Lytle Sweetness Scale では、生のグラニースミスの糖度は 6.2 であるが、火を通したものは 11.6 である。そのため、グラニースミスはアップルパイを作るのに向いている。また、切り口がなかなか茶色にならないため、スライスしてサラダに入れるのにも適している。
グラニースミスの栽培には、冬の寒さは短い方が良い。そのため、通常のリンゴよりは温暖な気候を好む。
グラニースミスは、ビートルズのアップル・レコードのシンボルマークに採用されたことで世界中で知られている。
グリコ乳業の「赤りんご青りんご」は当初、本品種と紅玉をブレンドさせた100%ジュースとして発売された。

グラニースミス - Wikipedia

上の説明だとお祭りをやっているくらいとてもメジャーな品種のようですが、日本ではあまり見かけませんよね。

・酸味が強く、加熱調理しても煮崩れしにくいため、アップルパイなどの加工用にむいている。
・主に海外で生産されている品種で、日本国内での生産量は極わずかです。

グラニースミス(Granny Smith) | りんご大学

国内での生産は「極」が付くほど僅かなようです。

グラニースミス

オーストラリアで1868年にマリア・アン・スミスによって発見された偶発実生とされています。クラブアップルの一種(Malus sylvestris)に地元の栽培種(Malus domestica)の花粉が交雑して生まれたと考えられているそうです。このマリア・アン・スミスという女性はその地域でみんなから”グラニー・スミス=スミスおばあちゃん”と呼ばれていたそうです。そこからこのリンゴがそう呼ばれるようになったのだそうです。実在した女性の愛称だったんですね。彼女はこのリンゴを発見した2年後に亡くなっていますが、その後この木は受け継がれ徐々に広まり、1935年にはイギリスへ、そして1972年にはアメリカでも栽培されるようになりました。それ以来、今日に至るまで欧米では最もポピュラーな青りんごとして親しまれています。

主な産地と生産量
かつてアメリカ産のものが輸入されていたりもしましたが、現在ではほとんど見かけることがなくなりました。国内では長野県で商業的に栽培されている農園があるようですが、そのほかの地域では個々の農園で僅かに栽培されている程度ではないでしょうか。

グラニースミス/Granny Smith<青リンゴ:旬の果物百科

ということで、やはりグラニースミスってとても貴重なリンゴのようです。

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グラニースミスとカブトムシ。

そしてここまでの文章をしっかり読んできた人には「あれ?」と思う超有名人の名前が出てきたと思います。そう、日本語に訳せば「カブトムシ」、偉大なミュージシャン、

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ビートルズです。

ビートルズ(英語: The Beatles)

1960年代から1970年にかけて活動したイギリス・リヴァプール出身のロックバンド、20世紀を代表する音楽グループである。音楽誌『ローリング・ストーン』による「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第1位にランクインしており、経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルの統計算出に基づく「史上最も人気のある100のロックバンド」でも1位となっている。グラミー賞を8回受賞し、24回ノミネートされている。

ビートルズ - Wikipedia

Rockが全く判らない私でもビートルズは知っています。曲名は判らなくても、どこかで訊いたことがありますし、英語の歌詞は判らなくてもメロディーは口ずさめたりするほどの超有名アーティスト、です。

そんなビートルズは音楽だけでなく、会社も作ったそうなんです。その会社の名前はAppleというそうです。

アップル・コア(Apple Corps Ltd.)

1968年にイギリスのロックバンド、ビートルズによって設立された、多角的な会社組織である。設立当初の資本金は200万ドル。最も重要な部門はアップル・レコード。

アップル・コア - Wikipedia

そのアップル・レコード社からリリースしたアルバムのジェケットがこちら↓

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そ、ジャケットに青リンゴが映っています。このリンゴがグラニースミスなんだそうです。

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アップルレコードを立ち上げたので、会社のイメージを象徴するロゴが必要となりました。そこで、当時、アップルのマネージングディレクターに就任していたニールは、ジーン・マホーンに連絡を取りました。
マネージングディレクターという役職は、外資系企業によくあるんですが、日本の企業にはピッタリと当てはまる役職がありません。取締役の中でも会社のかじ取りを担う結構重要な地位です。
マホーンは、ダブリン出身のグラフィック・デザイナーで、アルバム「サージェント・ペパー〜」のカヴァーを手がけ、歌詞の入ったバック・スリーヴをレイアウトしました。ニールは、彼にアップル・レコードのセンター・ラベルに使うために林檎の写真を使ってくれと依頼しました。
それを受けたマホーンは、早速、レコードのA面には緑色の林檎の写真を使用し、B面にはそれを半分にスライスした写真を使用して、両面のラベルコピーに白い背景を与えるという素晴らしいアイデアを思いつきました。
林檎の写真の左側にはサイド名、タイトル、アーティスト、再生時間、出版者、著作権情報が、右側にはと書かれ、裏面と同じ情報が印刷されています。レコードの両サイドにあしらわれた大きな林檎のロゴは、シンプルながら、スッキリとした素晴らしいデザインですね。

アップルがプロデュースしたアーティストたち(314) - ★ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ★

これがグラニースミスという種類のリンゴが一気に有名になったエピソードなんだそうです。

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今、「Apple」と言えば

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誰もがiPhoneって答えるでしょう。

そんなApple社にも当然リンゴにまつわる話があります。

↑これは最新のiPhone13Proというモデルなのですが、Apple社の製品にはロゴマークがデザインされています。

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シンプルなリンゴのマーク。

最早知らない人がいない程有名で見慣れたロゴマークですが、このロゴマークは2003年以来使われているんだそうです。2003年より以前は

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七色のロゴマークでした。同じフォルムなのに色が入るだけでかなり印象が違いますね。1976年から1998年まで使われたそうです。そして、この七色のロゴマークより前、Apple社が創業した時点のロゴマークはなんと

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↑こんな感じだったそうです。木に寄りかかって本を読む人物。その木には1つの果物が見えます。そう、これは

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ニュートンをイメージしているんだそうです。

アイザック・ニュートン(英: (Sir) Isaac Newton、ユリウス暦:1642年12月25日 - 1727年3月20日、グレゴリオ暦:1643年1月4日 - 1727年3月31日)

イングランドの自然哲学者、数学者、物理学者、天文学者、神学者。

アイザック・ニュートン - Wikipedia

ニュートンと言えば万有引力、というのはあまりにも有名ですね。

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万有引力(ばんゆういんりょく、英: universal gravitation)または万有引力の法則(ばんゆういんりょくのほうそく、(英: law of universal gravitation)

「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力、重力)を及ぼしあっている」とする考え方、概念、法則のことである。

万有引力 - Wikipedia

Apple=リンゴから、リンゴと言えばニュートン。とっても判りやすい!しかもApple社はNewtonというデバイスを出していたそうです↓

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Apple Newton(アップル・ニュートン)

Appleの販売していた世界初のPersonal Digital Assistant(PDA, 個人用携帯情報端末)である[1]。1992年1月に開催されたCESにて、当時のCEOジョン・スカリーがPDAの定義と共に発表[2]、1993年から1998年にかけて販売された。ARMプロセッサを用い、手書き認識機能を備えた。Appleはこの装置に「MessagePad」という正式名称をつけていたが、この装置のオペレーティングシステムの名称であった「Newton」が、この装置と内蔵ソフトウェアを示す名称として世間では用いられていた。

Apple Newton - Wikipedia

今やスマホと言えばiPhone!というぐらい生活必需品となっているデバイスですが、Apple社は今から30年前の1993年には開発し、世界初のPDAとして販売していたそうです。さすが、Apple社。

Apple社のロゴマークについてさらに知りたい人はこんな記事も見つけました↓

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ニュートンのリンゴ

リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見した、と言われているニュートン。そのニュートンが見た木というのが残っているそうです。

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ケントの花(ケントのはな、英:Flower of Kent)

セイヨウリンゴの品種名である。1665年にアイザック・ニュートンが万有引力を発見したのは、この品種のリンゴが落果するのを見たのがその契機であると伝わり、「ニュートンのリンゴ」、「ニュートンのリンゴの木」などの別名でも知られる。万有引力発見の逸話に登場する木は1814年に伐採されて現存しないが、接ぎ木で残された子孫の木が世界各地で栽培されている。

ケントの花 - Wikipedia

正確にはその木自体は既に伐採されているそうですが、接ぎ木で子孫が現在も残っているそうです。ちなみに日本国内にも移植されて見ることができるそうです。

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日本への伝来
小石川植物園のケントの花(2010年12月)
日本にケントの花が伝来したのは、1964年のことであった。この伝来について、化学者の柴田雄次(1962年から1970年まで日本学士院院長を務めた)が大きな役割を果たした。柴田は当時イギリス国立物理学研究所長を務めていたゴードン・サザーランド(英語版)とは旧知の仲であった。イギリス国立物理学研究所の敷地内には、「ニュートンのリンゴの木」の子孫にあたる木が生育していたため、柴田はその木が結実したら1個もらいたいと依頼していた。サザランドは1962年秋、万国化学協会の実行委員会が日本で開催された際に来日し、柴田から依頼されたとおり、その木に初めて結実したリンゴ1個を持参した。
柴田などはそのリンゴの種から実生の苗を育成することを考えていたというが、サザーランドは「種子を播いてできた木は、ニュートンのりんごの子孫であるが、ニュートンのりんごでないので、本物の接ぎ木苗を送る」という手紙を1963年に送ってきた。サザーランドは柴田に宛てて接ぎ木苗を1本航空便で送り、その木は1964年2月20日に羽田空港に到着した。
しかし、防疫検査によりこの苗木は高接病ウイルス(Apple chlorotic leafspot virus)[注釈 2][12]感染の疑いをもたれ、条件付きの輸入許可となり横浜植物防疫所大和隔離圃場で1年間隔離栽培のうえ詳細に検査することとなった。その検査結果は、やはり高接病ウイルスに感染していたことがわかり、焼却処分さえ検討された。この苗木は学術上貴重な文化遺産であるので何としても残したいという柴田たちの要望を受け入れて、小石川植物園に隔離されることになった 。高接病は接ぎ木以外の方法では伝染しないため、ウイルス無毒化の研究が続けられた。
農林水産省果樹試験場などが実施した高接病ウイルス無毒化の研究資料をもとに、小石川植物園では熱処理法を行ってウイルス除去に成功した。熱処理法は高温下で木の生長を促進するとウイルスの増殖スピードが追いつかなくなることを応用して、伸ばした枝の先端部を切り取ってウイルス汚染のない接ぎ穂を作る方法であった。熱処理法に成功したのは1980年のことで、1981年からは小石川植物園内で一般に公開されている。この木から増やされたケントの花の木が、日本各地で育っている。

ケントの花 - Wikipedia

ニュートンのリンゴと訊くだけでなんだかただものではない気がしてしまいます。

*ちなみにニュートンのリンゴはケントの花という種類のリンゴで、グラニースミスとは違う種類です。

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禁断の果実

リンゴと言えばエデンの園でアダムとイヴが食べたという禁断の果実という話もあります。

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禁断の果実(きんだんのかじつ、Forbidden fruit)

それを手にすることができないこと、手にすべきではないこと、あるいは欲しいと思っても手にすることは禁じられていることを知ることにより、かえって魅力が増し、欲望の対象になるもののことをいう。
メタファーとしての「禁断の果実」という語句は、旧約聖書の『創世記』をもとにしている。創世記では、禁断の果実とは、善悪の知識の木の果実を指す。アダムとイヴはエデンの園にある果樹のうち、この樹の実だけは食べることを禁じられるが、イヴはヘビにそそのかされてこの実を食べ、アダムにも分け与える(イブが先と書くのは旧約聖書においてであり、イスラム教のクルアーンにおいてはどちらが先に口にしたかは書かれていない)。この果実を口にした結果、アダムとイブの無垢は失われ、裸を恥ずかしいと感じるようになり局部をイチジクの葉で隠すようになる。これを知った神は、アダムとイブを楽園から追放した。彼らは死すべき定めを負って、生きるには厳しすぎる環境の中で苦役をしなければならなくなる。

禁断の果実 - Wikipedia

禁断の果実=リンゴとは書かれていないですね。違うのでしょうか。

果実の種類
西ヨーロッパ
禁断の果実はしばしばリンゴとされるが、これはラテン語で「善悪の知識の木」の「悪」の部分にあたる「malus」の誤読からきている。「malus」は「邪悪な」を意味する形容詞だが、リンゴも同じ綴りであるため、取り違えてしまったか、二重の意味が故意に含まれていると読み取ってしまったものとされる。創世記2章17節の「善と悪の知識の木」の部分は、ヴルガータ(標準ラテン語訳聖書)では「de ligno autem scientiae boni et mali」となる(mali は malus の属格)。

禁断の果実 - Wikipedia

リンゴの他に

なども禁断の果実候補とされているようです。(果物じゃないのも混ざっているような気もしますが)さらに、知恵の実とした場合、

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この知恵の樹の実は俗説ではリンゴのことであるとされるが、旧約聖書にそうした記述は無い。
一説には、リンゴとする解釈は2世紀に聖書をギリシャ語に翻訳したアクィラ・ポンティカスに由来するとされる。彼は「りんごの木の下で、わたしはあなたは呼び覚ました。あなたの母親は、かしこで、あなたのために産みの苦しみをなし」という雅歌の「産みの苦しみをなし」の部分を「堕落した」と誤訳した。この為、りんご→堕落→知恵の樹の実という連想が生まれ、知恵の樹の実はりんごであると解釈されるようになった、とされる。
別の説では、聖書をラテン語に翻訳した際に誤訳されたとする。禁断の果実を指すラテン語の「malus」には二つの意味があり、形容詞として使われる場合では、「邪悪な」を意味し、名詞では「リンゴ」である。禁断の木の実をリンゴとする説は、「邪悪な木の実」と「リンゴ」を混同している、とされる。
また喉頭隆起のことを英語で「Adam's apple」(アダムのリンゴ)という。これはアダムが知恵の樹の実を喉に詰まらせたとする伝説に由来する。
ジョン・ミルトンの「失楽園」(1667年)ではリンゴとされ、この俗説がさらに世界に広まったとされる。
確かなことは、リンゴは寒冷な中央アジア原産とされ、エデンの園があったとされるペルシャ湾岸では育たないということである。
ダン・コッペル著「バナナの世界史」によると、古代のインド以西の中東地域においてはバナナはイチジクと呼ばれ、マケドニア人のアレクサンドロス3世はインド遠征でバナナを見たとき、これをイチジクと記したとされる。また、アラビア語で書かれたコーランに出てくる楽園の禁断の果実「talh」はバナナと考えられており、ヘブライ語聖書では禁断の果実は「エバのイチジク」と書かれているとされる。このことから、実は創世記に出てくる知恵の樹の実は、通説のイチジクではなくバナナであったとする仮説がある。

知恵の樹 - Wikipedia

バナナ説まで浮上。いずれにせよ、禁断の果実というフルーツということで=リンゴではない説もある、ということのようです。

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果たしてエデンの園でイヴは何の実を食べたのでしょうか。

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そしてApple社のロゴマークは欠けています。まさに「ひとかじり」って感じです。禁断の果実であり、知恵の実であるリンゴを食べるのではなく、ひとかじりしたというのがまさにApple社っぽいです。そのひとかじりが世界初のPDAを産み出し、スマートフォンを産み出したのかも知れません。

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なんで林檎は林って文字が付くの?

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リンゴは漢字で書くと林檎になります。なぜ「林」の文字が付くのでしょう。音からの当て字でしょうか。

りんごは、古く中国を経由して渡来し、西欧系のリンゴの普及以前に日本でも栽培されていた。林檎は中国語で、「檎」は本来「家禽」の「禽」で「鳥」を意味し、果実が甘いので林に鳥がたくさん集まったところから、「林檎」と呼ばれるようになった。
「檎」は漢音で「キン」呉音で「ゴン」と読まれることから、「リンキン」や「リンゴン」などと呼ばれ、それが転じて「リンゴ」となった。平安中期の『和妙抄』では「リンゴウ」と読んでいる。また、中国語で林檎を「苹果(pingguo)」とも呼ぶことから、「林檎(リンゴン)」と「苹果(pingguo)」が混ざり、「リンゴ」と呼ばれるようになったとも考えられている。

リンゴ/林檎/りんご - 語源由来辞典

林檎の「檎」文字の木偏を取った作りの部分は「鳥」を意味していたんですね。なるほど!ほかにも↓

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たくさんのスズメが林檎を食べに来ている写真はこちら↓

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リンゴの栄養

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分量 100 g あたり

  • カロリー・・・・・・・・・54 kcaL
  • 脂質・・・・・・・・・・・0.1 g
  • 飽和脂肪酸・・・・・・・・0 g
  • コレステロール・・・・・・0 mg
  • ナトリウム・・・・・・・・0 mg    
  • カリウム・・・・・・・・・110 mg
  • 炭水化物・・・・・・・・・15 g
     水溶性食物繊維・・・・・0.3 g    
     不溶性食物繊維・・・・・1.2 g
  • タンパク質・・・・・・・・0.2 g    
  • ビタミンC・・・・・・・・4 mg
  • カルシウム・・・・・・・・3 mg
  • 鉄・・・・・・・・・・・・0 mg
  • ビタミンD・・・・・・・・0 µg
  • ビタミンB6・・・・・・・・0 mg
  • コバラミン・・・・・・・・0 µg
  • マグネシウム・・・・・・・3 mg

有機酸
リンゴはクエン酸、リンゴ酸といった有機酸を多く含み、胃腸の働きを良くし、殺菌作用などの効果があるとされています。さらに乳酸を減し疲れを取り除き、肩こり、腰痛の防止にも効果があるとされています。

カリウム
体内の塩分を排出する働きのあるカリウムを含んでいるので、高血圧に効果があると言われています。

ペクチン
リンゴの皮にはベクチンが多く含まれていて、整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があるとされています。100度以上の高温で加熱するとペクチンの効果が6〜9倍に高まるという報告もあります。

ポリフェノール
リンゴの皮にはポリフェノールがたくさん含まれています。ポリフェノールはコレステロールを取り除いたり、活性酸素を抑える働きがあるとされています。リンゴポリフェノールは100度以上の高温で加熱すると6〜9倍の抗酸化作用を示すという報告もあるそうです。

リンゴ(林檎/りんご)の栄養価と効能:旬の果物百科より一部改変

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★がぉー!ポイント★

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グラニースミス、食べるのが楽しみです★ 私は全部丸ごと食べちゃうので、たくさんの知恵が付いてしまうかも知れません(笑)。

グラニースミスはとても貴重なのでなかなか手に入らないと思いますが、リンゴは今が旬です。ぜひ見かけたら楽しんでください。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

*1 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。