今週のお題「試験の思い出」
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
今週のお題「あったかくなったら」
▼前回
1日目（2023年1月13日金曜日）
学会1日目が無事終了。ということで夕食を食べに行きます。蹴上駅
蹴上駅（けあげえき）
京都府京都市東山区東小物座町にある、京都市営地下鉄東西線の駅。駅番号はT09。東山駅（京阪単独時代は東山三条駅）と違い、こちらは京阪京津線時代と同様の駅名。
学会会場のある国際会議場駅から蹴上駅まで移動。ここから歩いてお店に向かいます。
ねじりまんぽ
歩いていると、レンガ造りの不思議な場所に出ました。
ねじりまんぽと言うそうです。
そう、『ねじりまんぽ』とはトンネルのことです。
『ねじりまんぽ』とは明治二十一年に完成した、長さ約2メートルのトンネルで、古い言葉でトンネルのことを『まんぽ』と呼ぶそうです。『ねじりまんぽ』の真上には蹴上インクライン(傾斜鉄道)があり、昔インクラインは琵琶湖疎水による大津～京都の船運ルートとして、台車に乗った船が通っていました。『ねじりまんぽ』は、その重さに耐えられる構造として、トンネル内壁の煉瓦を斜めに巻き、トンネル自体もインクラインと直角にならないように、斜めに掘られています。そのため『ねじりまんぽ』と呼ばれています。トンネルの入口上部には、第３代京都府知事だった北垣国道が書いた扁額があります。三条通り側には「見事な眺めと優れた考え」という意味の【雄観奇想(ゆうかんきそう)】の言葉が。南禅寺側には「精神を集中して物事を行えば、どんな困難にも打ち勝てる」という意味の【陽気発処(ようきはっするところ)】という言葉があります。トンネルを入ったところから、すでに煉瓦がねじれてるのがわかります。
↑本当にねじれています。
異世界ファンタジーチック満タンでこのトンネルを抜けたらどこか不思議なところへ連れて行かれてしまうのかと思っていたら、
地元の学生さんはふつーーーーに歩いて抜けていました。南禅寺順正
南禅寺にある順正でゆどうふを頂きます。
↓入口を入るとそこにはステキなお庭が拡がっていました。
やっぱりねじりまんぽを通り抜けたせいでしょうか。落ち着きます。和です。
↑メニュー。
どれにしようか迷いましたが、今回はとうふ田楽ではなく、生麩田楽も頂きたかったので、「雪」をオーダーしました。
【雪】
- 湯豆腐
- 豆乳季節の前菜
- 旬のお造り
- ゆばの陶板焼き
- 京生麩田楽
- 野菜天ぷら
- ご飯
- 香の物
- デザート
そして来ました、こちらになります↓
↑前菜。さりげなく湯葉が使われていました。
↑豆乳。びっくりするぐらい濃厚！
↑生麩田楽
↑土鍋を開けると、
↑湯豆腐！
↑湯葉の陶板焼き。見た目では和風ですが、実はオリーブオイルを使っているので、洋風チックな味わい。
↑とうふをすくって
↑薬味とタレ。
湯豆腐はふわふわ。
豆腐はギリギリ形がくずれないくらいのやわらかさ。鍋の中に浮かんでいた柚子がほんのり香ります。かつおだしとネギのトッピングで頂いたのですが、これがとても美味しい！
↑豆乳プリン。甘み控えめでとても滑らか。
鬼
京都で鬼と言えば、宮古の貴族の娘をさらった酒呑童子と、羅生門で渡辺綱を襲い腕を切られた酒呑童子の参加の茨木童子です。ところで、鬼がなぜ童子なのでしょう。比叡山麓の八瀬の人は、今でも自分達は鬼の子孫だと名乗っており、明治維新までは他とは馴染まぬオカッパ頭で八瀬童子と呼ばれていました。京都に都を誘致したのは、既に京都の生活適地に入植していた渡来人の秦氏です。遷都によりオカッパ頭の先住者は、さらに辺地に追いやられ、都でのいさかいや、貴族の娘と恋愛の末の略奪結婚騒ぎも起こします。鬼とは為政者に従わない人のことで、オカッパ頭なので童子と呼ばれ、これを朝廷が武力で屈服させたのです。
とても落ち着く静かで贅沢な夕食となりました。★ぴょん！ポイント★
大学の時や、社会人になっても京都はよく行く場所、なのですが、考えてみたらこうして湯豆腐をこんな風に味わったことがありませんでした。予想通り、それ以上に京らしく贅沢な時間を過ごすことができました。
次回は2日目前篇です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 （こぞのあゆみ）
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
