特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
今週のお題「試験の思い出」
▼1日目前篇
▼1日目後篇
2日目(2023年1月14日土曜日)
学会会場へ向かう前、私は住宅街の中を歩いていました↓なんとなーく京都な香りがしますが、それでもどこここ?って感じですよね。とあるお店を目指しています。
到着!ここです↓
ーーーえ?ここお店なの???
そうです!
入山豆腐店
昨晩、京らしい美味しい湯豆腐を頂き感動した私は、京都のお豆腐屋さんを調べていたところ、入山豆腐店を知ることになったのです。そして翌日、つまり今日、早速お邪魔した、という流れです。
「とうふ」と書かれたのれんには「創業文政年間」とあります。文政とは西暦で1818年〜1830年のこと。なんと、今から200年強も前です。最古なはずです。
↑このショーケースの中にあるものが商品。
勝手が分からず、どうしようかもたもたしていたら、突然私の後ろから「三角みっつ!」と威勢のよい声がしました。どうやらご近所の常連さんのよう。するとその声に入山のおじさん(入山豆腐店8代目 入山貴之氏)は「みっつねー」と応え、私の近くにあるコレ↓を包んで渡していました。
▲三角。たぶん一般的には厚揚げと呼ばれるもの。
厚揚げ(あつあげ)
豆腐を厚めに切り油で揚げた食品であり、揚げ豆腐の一種。油揚げとは違い、内部が豆腐の状態を保つように十分には揚げないので、「生揚げ(なまあげ)」とも呼ばれる。台湾の中国語では「油豆腐(ゆとうふ)」と呼ぶ。
↑よく見ると三角じゃなくて、四角いのもある。
↑しかも揚げたてもある。
↑おくどさんって呼ばれているいわゆるかまど。
おくどさん
「おくどさん」とは「かまど」のことです。京都以外の関西圏では「へっつい」と呼ぶこともあります。台所でお米や料理を煮炊きする設備で、今でいうシステムキッチンにあたるでしょうか。
京都では食べ物をはじめいろんなものによく「お」や「さん」を付けます。「おいなりさん」とか「おいもさん」、「お粥(かゆ)さん」などもそうですね。「お」と「さん」の接頭語と接尾語については説明がつきますが、肝心の「くど」の語源については諸説あります。「火途(かど)」が「くど」になった、或いは「燻道(くんどう)」が訛って「くど」になった等々。竈や台所、食事の神である「久度の神」に因んでいるなど、説はいくつかあります。京町家では通り庭の中ほどか、やや奥にこのおくどさんを設え、台所とし出窓から明かりを取り入れ、炊事から出る湯気や煙を外に出すよう、天井も高くしてあります。
なんとも京らしい★
入山豆腐店は京で唯一、おくどさんで豆腐の素となるダイズを焚いているらしいです。
私があまりにも興味深くみていたからでしょうか。最初ぶっきらぼうな感じだった8代目入山さんは、徐々に色々と話してくれはじめ、「おもしろいかね?」と言いつつも、店の中を自由に見学させてくれました★
↑手前の大きな釜に入っているのが豆乳。
私の行った時間は白豆腐と三角、揚げ豆腐、豆乳のみでした。
調べた情報?では、焼き豆腐やお惣菜なども取り扱っているってあったので尋ねてみると「今日は雨だから、あんまり作ってもねー、、、外出ないでしょ?」と話してくれました。ではおススメは?と尋ねてみると「三角がよく売れているみたいね」って感じ。
白豆腐というのがあるようなのでこれも尋ねてみると「白豆腐とは豆乳ににがりを加えてかためたもの」らしいです。おぼろ豆腐も取り扱っているらしいのですが、「ご近所のおばあちゃんたちはうちのじゃ量が多くて食べきれないから少量のおぼろ豆腐も売っている」とのことでした★
という感じでとても仲良くなっちゃいました!
ただ学会参加があるので後ろ髪を引かれながらもお別れして急いで移動しました。
★ぴょん!ポイント★
学会2日目も無事終了。夕食の前に入山豆腐店に立ち寄り。
- 白豆腐
- 三角
- 揚げ豆腐
- 飛竜頭
- 豆乳
を購入。また必ず来ます!と約束したのでした。ご主人と仲良くなれたのがとても嬉しかったです!
次回2日目後篇。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。