今週のお題「体力」

2025年9月8日月曜日。熊本で開催された講演会『Taisho Diabetes Web Seminar~健康寿命の延伸を考える~』に講演させて頂きました。

Taisho Diabetes Web Seminar~健康寿命の延伸を考える~
座長 陣内 秀昭 先生(医療法人社団 陣内会 陣内病院 理事長/院長)


講演I
薬剤師もサポートできるのか?糖尿病食事療法
演者 吉田 陽 先生(医療法人社団 陣内会 陣内病院 薬剤部 部長)
講演内容要点抜粋)
- インスリンや薬:薬剤師/食事:管理栄養士/運動:理学療法士がそれぞれを担当することがメインだが、薬剤師が食事療法にも介入できるのか?
- CGMを利用することで低血糖の補食のタイミングと補食量の調整がしやすくなった。
- その時点での血糖値だけでなく、1日の流れをみて判断ができるのがCGMの利点。
血糖値の上がらない間食としてSUNAO、うまい棒、フィッシュソーセージなどオススメすることあり。※塩分には注意が必要- SGLT2:「水分とってください」では患者に量は任せることになってしまうので、飲水量の指導も大事。
吉田 陽 先生からご質問頂きました↓
問)実際の現場で薬剤師が食事療法にかかわることはできると思いますか?
答)吉田先生のように自身に経験があり知識もある薬剤師さんからの食事療法へのアプローチは、患者さんにとってとても有効だと思います。患者の中には食事のことを管理栄養士には何だか話しにくいと感じている人もいます。ただ、管理栄養士としては指導時の情報を共有していただけると次からのカウンセリングのプラン展開につなげられるので大変助かります。

講演II
適材適食〜いま食事カウンセリングを妨げているもの〜

今回は昨今の物価高、特に急激な米価の高騰・品不足などを患者へのアンケート結果などを交え「問題定義」というカタチでお話をさせて頂きました。
▼講演時に使用したスライドの一部
▼質疑応答
問)米価高騰による主食の変化にあわせた食事の変化。それによる栄養バランスの変化を考えた指導を行うことは勉強になりました。過剰摂取の患者さんはこの機会にあわせて食事量を減らすと良いと思いますが、なかなか実践できません。言い回しや工夫例があれば教えてください。
答)経済的に厳しい方は、米価高騰を理由に食事量を減らすことが可能だと思いますが、経済的に余裕のある方にとっては、米価高騰を機に食事量を減らすことは難しいのではないかと思います。その患者の何がポイントになるか見極めることが大事だと思います。例えば、過剰摂取ということなので、「食事量を減らすと膝の痛みが軽減できますよ」など日常的に困っていることや趣味や好きなこととリンクさせた提案のほうが患者にとっては取り組みやすいのではないかと思います。特に血糖値が高い状態だけでは患者に自覚症状が何もないため「血糖値が高くなったというデータ」を見せて「食事量を減らして」と言われても実践が難しいかもしれません。もちろん、血糖値をすごく気にされる患者は、血糖値を中心とした説明のほうが受け入れやすいと思います。


★にょろにょろポイント★
最後になりましたが、
- 陣内 秀昭 先生(医療法人社団 陣内会 陣内病院 理事長/院長)
- 吉田 陽 先生(医療法人社団 陣内会 陣内病院 薬剤部 部長)
そして
本日参加頂いた医療従事者のみなさま、
講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

▲記念撮影(左から 吉田 陽 先生 陣内 秀昭 先生 私)
ちなみに背景の絵画は「田代 順七 作 雪の阿蘇」

ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。






