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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1443食目「東京・池袋駅には新鮮で採れたての野菜が売っているらしい」東武鉄道の取り組み

「東京・池袋駅には新鮮で採れたての野菜が売っているらしい」東武鉄道の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

野菜、どこで買っていますか?

八百屋さん?スーパー?コンビニ?それが普通ですし、私もそうです。でも、東京では大きなターミナル駅で野菜がしかも産地直送の新鮮な野菜が買えるそうです。その駅は「池袋駅」。

「東京・池袋駅には新鮮で採れたての野菜が売っているらしい」東武鉄道の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「東京・池袋駅には新鮮で採れたての野菜が売っているらしい」東武鉄道の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「東京・池袋駅には新鮮で採れたての野菜が売っているらしい」東武鉄道の取り組み【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

池袋駅(いけぶくろえき)

東京都豊島区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道・西武鉄道・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。

池袋駅 - Wikipedia

以下、記事を転載しますが、写真がたくさん載っていますので、ぜひ、転載元の記事もご覧ください。

「食品ロス」を防げ!東武鉄道と生産者の奔走に密着

朝採れ野菜が夜の池袋駅に並ぶまで

午後7時過ぎ、東武東上線の池袋駅は家路を急ぐ人たちであふれていた。駅構内の一角に人だかりができている。「TABETEレスキュー直売所」と銘打たれた野菜の即売会場。埼玉県東松山市周辺のJA直売所で余った農産物を東上線の電車で運んできたものだ。帰宅途中の会社員や主婦らが熱心に品定めするキュウリやトウモロコシなどは、売れ残りとはいえ、その日に収穫したばかりの朝採れ野菜。産地と消費地を電車でつなぐことで、「食品ロス予備軍」を「産地直送野菜」に転換させるプロジェクトだ。

1時間以内に直売所から駅へ

「このトマト、きれいだから池袋に持ってく?」池袋駅構内に野菜が並ぶ約3時間前、50キロほど離れた東松山市の直売所「いなほてらす」で、生産農家の高齢の女性が瑞々(みずみず)しいトマトを直売所のスタッフに差し出した。直売所が閉まるのは午後4時。どんなに新鮮な農産物でも、一部は売れ残ってしまう。余った農産物は出品者が持ち帰ることになっているが、食べて消費できない分は廃棄することもあった。「少しでも食べてもらえる機会があるなら嬉しいよね」。トマトは運搬用のコンテナに詰められ、東武東上線の電車で池袋駅まで運ばれることになった。手塩にかけて育ててきたトマトの「池袋行き」が決まり、女性もほっとした様子だ。農産物を運搬する箱(コンテナ)は24ケース。プロジェクトに参加する東松山市周辺の5つの直売所で残り具合を調整しながら、その日のケースの配分を決める。この日、いなほてらすに割り当てられたコンテナは8ケース。直売所と東武東上線の池袋駅をつなぐプロジェクト「TABETEレスキュー直売所」に参加している41軒分の野菜を詰め込み、約5キロ離れた東武東上線の森林公園駅(同県滑川町)まで車で運ぶ。農産物を運ぶのは池袋行きの快速急行電車。森林公園駅の出発時刻は午後4時58分のため、時間との戦いだ。まさに人海戦術、スタッフ総出で作業が進められる。池袋方面の電車が発着する森林公園駅に、農産物を満載したコンテナが各直売所から次々と運び込まれてくる。ホームには、川越の四季折々の風景がデザインされたラッピング電車「池袋・川越アートトレイン」が停車していた。コンテナは先頭車両の運転席寄りのドアから車内に運び込まれ、手際よく積み上げられていく。搬入が終わると、食品ロス対策を目的とした実証実験であることを示す横断幕がコンテナの上にかけられた。全ての作業が完了したのは出発時刻の6分前だった。「あとはよろしく!」。“任務”を終えて安堵(あんど)する直売所のスタッフらに見送られ、農産物を満載した電車は一路、池袋へと向けて動き出した。

停車時間内に運び出す“ミッション” 

池袋までの停車駅は7駅。東武東上線といえば、都心と埼玉県の郊外を結ぶ通勤路線だけに、乗り合わせた客はみな物珍しそうに見ていた。中にはスマートフォンのカメラを向ける若者も。「親戚が農家で、幼い頃から廃棄される野菜を見て、もったいないと思っていました」東松山市にキャンパスを置く大東文化大2年の浦辺晴佳さんが、積み上げられた農産物のコンテナを見つめる。電車での運搬業務を担うのは浦辺さんら同大の学生2人。食品ロス問題に貢献したいという思いでプロジェクトへの参加を決めたという。池袋駅までの車中も、買い取った農産物の金額を計算したり、乗客を誘導したりと休む間はない。森林公園駅を出発して約50分。終点の池袋駅が近づくと、彼女たちに緊張が走る。ターミナルを利用する大勢の乗客の動きを妨げることなく、コンテナを運び出さなければならないからだ。乗客の足が途絶える時間が限られるなか、荷物をどう運び出し、駅構内を直売所までいかに運んでいけばよいか。もはや、ちょっとした“ミッション”だが、東武鉄道が乗客の流れを踏まえ、絶妙なタイミングと動線を考案していた。浦辺さんらは、東武鉄道が編みだした動線とタイミングに従い、慎重かつ足早に数十メートル先の改札の外へと運び出していく。東武鉄道の広報担当、野原ほのかさん(25)は「(東松山市周辺の)直売所の閉店時間、池袋駅での販売開始の時間を踏まえ、最も効率よく運べる便を考慮した結果がこれでした」と胸を張る。

2時間で200人以上が来場、完売に

池袋駅構内の直売所に農産物が運び込まれた頃には、発売開始時刻の午後7時まであと40分足らずとなっていた。これから膨大な量の野菜を袋詰めする作業をしなければならない。この日の値段設定は1袋一律500円(税込み)。販売作業を担当するのは、運搬を担当した浦辺さんらを含む学生4人だ。袋に貼られている値札に合わせ、500円分の野菜を手早く組み合わせていく。その間も、開店を今か今かと待ちわびる通勤客らが列をなしていった。「直売所を目掛けてわざわざ立ち寄った」というリピーターも少なくないといい、開店前には30人以上の行列に。午後7時、開店と同時に袋詰めされた野菜が飛ぶように売れていった。「東松山の直売所で売られていた朝採れ野菜です! おいしく、お得な食品ロス削減の取り組みにぜひご協力ください!」東武鉄道の職員も加わり、駅構内に威勢のいい声が響く。利用客からは「美味しい」「スーパーで買うより物が良くてお買い得」といった声が寄せられ、袋詰めパックも「スーパーでは見かけない野菜も入っていて面白い」と好評のようだ。東京の郊外で収穫され、余った野菜を都心で再販するという試みは、フードシェアリングサービス「TABETE」を運営するコークッキング(東京都港区)が、東松山市や東武鉄道、JA埼玉中央などと連携して実施。東松山市内5カ所の直売所で売れ残った農産物をコークッキングが定価の半額で買い取っている。8月の本格稼働を目指し、現在は実証実験として行われている。消費者にとっては新鮮な野菜を手ごろな価格で入手できるのが最大のメリットだが、食品ロス対策としての取り組みも付加価値となっている様子。「おいしくて安くて、食品ロス対策にも貢献できて嬉しい」といった声もあった。客層はほぼ女性が中心で、袋の中身を見て選ぶ真剣な様子はバーゲン会場さながらの雰囲気。野菜の中でも圧倒的に数が多いキュウリは500円(同)で詰め放題となり、注目を集めていた。コークッキングの川越一磨・最高経営責任者(CEO)は「限られた時間内で食品ロスを減らす作戦です」と話す。直売所の営業は午後9時で終了。200人以上の来場があり、電車で運ばれてきた農産物は完売した。プロジェクトを担当する東武鉄道営業部東上営業支社の鈴木綾乃さん(24)は、「コロナ禍で鉄道営業収入が減少し、新しい取り組みを始めなければと考えていたところに東松山市からこのプロジェクトの話を頂戴しました。社としても非常に前向きに、スピード感をもって進められています」と語り、こう続けた。「地域の問題に取り組めるのは沿線地域とつながりがある当社の強み。収益ということよりも、まずは沿線地域に対して鉄道会社ができることは何かを考えていきたいです」

この取り組みは動画でも取り上げられています↓実際に販売している様子を動画でみることができます。

 

以前、九州でも新幹線を使った同じような取り組みを紹介しました↓

東武鉄道では「ゴミ」についても新しい取り組みを始めています↓

 

 

★モゥー!ポイント★

池袋駅の改札に野菜を並べると完売する。もちろん物珍しさもあるかも知れません。でも、ニーズは以前からあったのだと思います。でも、消費者の目の届くところ、手の届くところになかった。それを東武鉄道は、人ではなく、モノを運ぶことで、都心と地方を繋ぐことで生産者と消費者がお互いに幸せになれる状況は創り出した。凄いことだと思います。

鉄道は今までもそこにあり、農家も野菜もずっと作られていたし、消費者もたくさんいた。野菜を池袋に運ぶということだけでこれだけの新しい流れが生まれました。

新型コロナウイルス感染症がこれほど世界規模で、歴史的に流行したことが原因、いいえ、きっかけになったのかも知れません。

これこそニューノーマル、ではないでしょうか。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

毎日更新!たべものブログ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)糖尿病・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。