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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1924食目「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?

今週のお題「かける」

「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

小学校に通っていた頃、体育の時間、好きでしたか?

私は普通に好きでした。というより、嫌いでもないし、苦でもなく、普通に身体を動かしていました。

「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

色々な競技があり、中にはリレーのように人数が絞られ待っている時間がありましたよね。そんな時どんな風に待っていましたか?

「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

足を伸ばしちゃった感じのリラックススタイル?それとも体操座り

今、誰もがやった経験のある「体操座り」を学校が廃止するという動きがあるようです。

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「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

“体育座り”廃止検討する学校多数、なぜ?

「場合によっては子どもの内臓などに負担かかる」と研究所

子どもへの負担などから見直されつつある「体育座り」
組体操や座高測定、アルコールランプなど、平成から令和にかけ学校から消えたものたち。必要性や安全性など、廃止の理由にはさまざまな経緯や背景があるといいます。そして現在、見直す学校が増えているのが「体育座り」です。「三角座り」や「体操座り」など、地域によって呼び方に差はあるものの、膝を立てて揃えた両脚を腕で抱えるあの座り方がなぜ学校現場において見直されているのでしょうか? 日本の身体技法を研究する『日本身体文化研究所』矢田部英正さんに話を聞きました。

教育現場で見直しがかかる「体育座り」
「座り方」に注目し文献を中世まで時代を遡ると、日本人は男女問わず胡座(あぐら)や立膝、横座りなど様々な座り方で描かれています。ですが、体育座りをしている人の姿はほとんどと言っていいほど見られませんでした。それではいったいどのタイミングで「体育座り」は生まれたのでしょうか。「昭和40年に作成された『集団行動指導の手引き』がきっかけとなり、“地面に腰を下ろして話を聞く姿勢”として教育の場に登場し広まりました」(矢田部さん)

胡座(あぐら)は古くから伝わる座り方
昭和から現在に至るまで教育現場で見られる体育座りですが「体への負担が大きい」などが見直しの理由としてあげられます。「体育座りが“良い”か“悪い”かという問いについては、個人の柔軟性や身体能力、座る時間の長さによって良くも悪くも転じるため、答えるのが非常に難しいですね。ただ、膝を抱え込む座り方は内臓が圧迫され、座骨への刺激もあります。ですので、長時間であったり体の大きな子どもにとっては負担の多い姿勢だと思います」(矢田部さん)

教育現場において、どのような座り方が子どもにとって“理想“といえるのでしょうか?
「体育座りは膝や足首への負荷は少ないものの、長時間になると腹部や腰への負担が大きい。正座の場合は膝や足首に一定の負担がかかりますが、腰や腹部にはストレスの少ないです。座り方によって一長一短があるため、指導者は的確に判断しながら、どの状況では、どの座り方をするのが良いのかの見極めが必要です」(矢田部さん)

正座は膝や足首への負担があるが、腹部や腰には負担が少ない
体育座りを見直す学校が増えてきていることについて矢田部さんに聞くと、「体育座りの代替案となる“一致した意見”が教育現場に無いことが問題。体育の授業で、あるいは椅子座や床坐において、『どのような場面でどういった座り方がいいのか』という研究がほとんどなされていないのが現状です。まずは歴史的・技術的な背景を正しく踏まえ、ガイドライン的なものが必要だと思われます」(矢田部さん)

子どもたちに適した「座り方」を、今後の教育現場は模索していく必要がある
当たり前のように認識していた「体育座り」。今後どう変わっていくのかに注目です。

“体育座り”廃止検討する学校多数、なぜ? 「場合によっては子どもの内臓などに負担かかる」と研究所 - ライブドアニュース

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まずは体育座りについて確認します。

体育座り(たいいくずわり)

尻を地や床などに着けて膝を立てて揃え両脚を両腕で抱える姿勢の坐法。日本の就学前教育や義務教育における体育の授業で実施される。
地域によって体操座り(たいそうすわり、たいそうずわり、おやますわり)や三角座り(さんかくすわり、さんかくずわり)などの呼称もある。体育館で座るという意味で体育館座りという場合もある。

体育座り - Wikipedia

とのことですが、こんな記述もありました↓

文部科学省の集団行動の手引きでは「集団行動の様式だけを取り上げて形式的に指導したり、必要のない場面で画一的な行動様式を強要することは決して望ましいものではない」という留意事項が明記されている。また、文部科学省は「体育の授業などでの座り方として、体育座りが絶対ではない」としている

体育座り - Wikipedia

確かにそりゃそーなんですが・・・。

上記の記事の中に「正座がいい」というような記述がありました。

「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

正座(正坐、せいざ)

正しい姿勢で座ること、およびその座り方、特に膝を揃えて畳んだ座法(屈膝座法)である。部屋では履物を脱ぎ、畳に座る日本人の伝統的な生活文化の一形態である。

正座 - Wikipedia

こうして画として見ると、美しい座り方に見えます。

では↓このような座り方はどうでしょうか。

「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

そ、いわゆる「あぐら」です。

胡坐(あぐら、こざ)

座り方のひとつ。
現在の日本では、男性の日常での座り方という印象が強いが、近年、好き好んで胡座で座る女性も多くなった。正式な場では正座が正しい座り方とされ、正座から胡坐に座り方を変更することを「足を崩す」と言う。また『胡座をかく』という言葉は、呑気に構えて何の努力もしないこと、傲慢に構えることの喩えとしても用いられる

胡坐 - Wikipedia

日本に於いては、胡座は足を崩すという表現もあるように何となく緊張感がなくだらしなく見えます。対して正座は背筋も自然と伸びてちゃんとして見えます。

でも、

「体育座りを廃止?」子どもの内臓に負担がかかる?【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

足がシビれてしまいます。

ーーーだったら、足がシビれない程度に正座をすればいい???

それなら、内臓にダメージが出ない程度に体操座りでよくないですか???

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★ぴょん!ポイント★

いずれにせよ、長時間座っているのはそもそも体育の時間ではない気がします。身体を動かすのが目的ならば、ずっと座っているってそれって体育でしょうか。そもそも体育は授業です。授業中なのだから生徒は体育座りで待つのは間違ってない気がします。体育座りが肉体的にできないならまだしもです。内臓にダメージを与えてしまうくらい座らなければいいのではないでしょうか。学校には校則があり、ひとりひとりが守ることを学びます。それを疎かにしてしまうと、社会に出て困るのは生徒本人です。と個人的な意見は別にしても、体育の時間に生徒が全員正座している風景は、何だか罰を与えられているようにも見えなくもないです。

とにかく生徒ひとりひとりの体調が最優先。そして学生は学ぶことが本分。

なんとなく違和感を感じたので、取り上げてみました。

あなたはどう感じ、どう考えますか?

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。