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適材適食 -てきざいてきしょく-

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2540食目「月見バーガーのタマゴはタマゴじゃない?!」最近SNSで話題になっている偽タマゴ問題

今週のお題「秋の味覚」

「月見バーガーのタマゴはタマゴじゃない?!」最近SNSで話題になっている偽タマゴ問題【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門二田哲博クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

最早秋の風物詩と言っても過言ではない「月見バーガー」。

ハンバーガーのバンズの中に挟まった目玉焼きが、文字通り秋の夜空に浮かぶ月のよう、です。

「毎年食べている」という人もいるとか。今回はそんな「月見バーガー」の話。ちょっと驚きの話題です。どうやら、月見バーガーで使われているタマゴはタマゴではないのではないか、という話です。

YouTubeに検証動画があがっています↓

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月見バーガーやコンビニ弁当の卵、実は本物じゃなかった? 加熱すると驚きの結果に 水溜りボンド・トミーが紹介

「水溜りボンド」(登録者数417万人)の「トミー」(同87万人)が、ファストフード店で販売されている「月見バーガー」やコンビニ弁当で使用されている卵は本物ではないことを紹介しました。

月見バーガーやコンビニ弁当の卵は本物じゃない?
トミーは9月15日に公開したYouTubeショート動画で、ファストフード店で販売されている「月見バーガー」に使用されている半熟卵や、コンビニ弁当にのっている卵は「本物の卵ではないらしい」と紹介。

本物の卵は火を通すと黄身も白身も固まりますが、トミーがフライパンで月見バーガーの半熟卵を加熱してみると、黄身は固まることなく半熟のまま。コンビニ弁当にのっていた黄身に至ってはパチパチと音を立てて溶けてしまいました。

トミーは、本物の卵料理のような見た目と味をしている長期保存可能な加工食品が、業務用などで販売されていると紹介します。それらを試食し「若干卵と違う」などとコメントします。一方で、「フードロスを減らすって考えたら、保存期間も長いし価格も変動しづらいからいいのかもしれない」「調理時間とか衛生面考えたら、すでに加熱してあったほうがリスクは少ないんだろうね」と様々な面でメリットがあることを指摘しています。そして「何が悪いとかそういうことはないんですけど、知識としては大切」と、自分たちが口にするものが実際はどんなものか知っておくことは重要だと説いています。

月見バーガーやコンビニ弁当の卵、実は本物じゃなかった? 加熱すると驚きの結果に 水溜りボンド・トミーが紹介 - YouTubeニュース | ユーチュラ

 

そこで日本マクドナルド社の月見バーガーの頁を見てみると↓

マックの卵って、人工的に作られたものっぽく感じます。どうやって作っているの?

1つの商品につき卵を1個使用し、バンズの大きさと合うように丸い型枠を使用して、店舗で焼き上げています。マクドナルドの商品に合う、きれいな形のぷるぷるタマゴに仕上げています。

と、あるのでマクドナルドの月見バーガーは本当のタマゴ、のようです。

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さらに各社の「月見バーガー」を比較した動画も見つけました↓

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似たような「偽タマゴ」を検証したサイトも見つけました↓

卵じゃなくて“ニセ卵黄”? 大手コンビニやスーパーに並ぶニセ商品とは?
(本記事は、中戸川 貢氏の著書『ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方』=ユサブル、2023年5月18日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

つい騙されてしまうニセ商品たち

本題に入る前に、コンビニやスーパーで売られている「卵によく似た何か」についてご紹介します。写真は、セブン-イレブンが2019年に発売した「カルボナーラパスタ❶」です。この真ん中に卵の黄身みたいなものが乗っかっていますが、表示の一番下をよく見ると「中心の卵黄のようなものは卵ではありません」みたいなことが書いてあります。「じゃあ、お前は誰だ!」という話です(笑)。
おもしろいからこれを買って、フライパンにあけてみました。本物の卵の黄身と並べて加熱してみると、なるほどニセ物のほうは、加熱する途中で速やかにブクブク溶けていきました❷。コンビニの強いワット数の電子レンジで加熱したときに、爆発しないように上手に作ってあるニセ卵黄(卵黄加工品)だったのです。

同様に、ファミリーマートが2022年に発売した「キーマカレー❸」にも、卵黄加工品が載っています。さらに、スーパーの「スタミナ豚丼❹」にも使われています。みなさん、普通に卵黄だと思って食べているのでしょうね。なんと、楽天などの通販サイトでは、このような業務用の卵黄加工品が「ハーフたまご(半熟風)❺」という名称で売られているので、誰でも買うことができます。ファーストフード業界各社では、2022年秋に 「月見バーガー」を販売していますが、あるユーチューバーの加熱実験によると、月見バーガーの中身の半熟卵を加熱しても、黄身が固まらないものがあったのです。動画を見ると、マクドナルドだけが本物の卵を使用していて、ロッテリア、ケンタッキー、モスバーガーは「ニセ卵(卵加工品)」でした。マクドナルドが一番ダメだと思っていた人は、少し反省しなければなりませんね(笑)。現代は、知らないうちに添加物がいっぱい使われている食品を手にする世の中だということです。

あなたは何を見て商品を選びますか?
私は原材料表示を見て選びます。

ですから、原材料表示のないハンバーガーチェーンやファミリーレストランが不安になります。原材料表示のあるコンビニ弁当のほうが、まだ安心できます。

↓転載元のサイトには関連画像も記事の続きもあります。

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★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★

↓最初の動画内で紹介されていた「きみぷち」

スノーマン『きみぷち』
独自の技術でできた半熟卵風商品です。解凍するだけで、生の卵黄のような見た目を提供できます。加熱済のタマゴ加工品なので、衛生面の不安を軽減できます。レンジアップ等で加熱をすることで、とろっとした卵黄風のソースになります。
原材料名
液卵(国内製造)、デキストリン、還元水あめ、植物油脂、ゼラチン、食塩、寒天、卵たん白加水分解物/加工でん粉、トレハロース、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、pH調整剤、カロチノイド色素、(一部に卵・乳成分・大豆・ゼラチンを含む)

これは個人の考え方に左右されるので一概には言えません、が、私としては健康的に問題がなく、しかもフードロスを減らす事ができる上、本物と変わりない美味しさが担保されるのであれば、とてもいいのでは?と考えます。もちろん「本物」には適わないかも知れませんが、使い方はたくさんあるのではないか?と考えています。

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。