生活習慣病、主に糖尿病があると、治療費はいったいいくらかかるのでしょう。
2018年11月時点で以下のような試算があります。
①食事療法+運動療法だけで投薬はない場合
・・・・月額例 2670円(3割負担の場合)
②2種類の糖尿病治療用飲み薬の場合
・・・・月額例 5496円(3割負担の場合)
③2種類の糖尿病治療用飲み薬+高血圧治療
・・・・月額例 6588円(3割負担の場合)
④2種類の糖尿病治療用飲み薬+脂質異常症治療
・・・・月額例 6654円(3割負担の場合)
⑤2種類の糖尿病治療用飲み薬+腎症治療
・・・・月額例 10602円(3割負担の場合)
⑥インスリン療法(4回/日)+糖尿病治療薬(1種/日)+血糖自己測定(2回/日)
・・・・月額例 9609円(3割負担の場合)
⑦インスリン療法(4回/日)+糖尿病治療薬(1種/日)+血糖自己測定(2回/日)+高血圧治療
・・・・月額例 10935円(3割負担の場合)
⑧インスリン療法(4回/日)+糖尿病治療薬(1種/日)+血糖自己測定(2回/日)+脂質異常症治療
・・・・月額例 10767円(3割負担の場合)
⑨インスリン療法(4回/日)+糖尿病治療薬(1種/日)+血糖自己測定(2回/日)+腎症治療
・・・・月額例 14715円(3割負担の場合)
糖尿病になったらいくらかかる?-糖尿病の医療費・保険・制度-糖尿病NET
あくまでも一例です。検査内容、治療方法などによって異なります。
(*詳細は上記のサイトで確認してください。)
糖尿病の初期であれば「食事療法」と「運動療法」で改善することができる場合があります。
たとえば一時的に薬を使ったとしても、食事療法+運動療法をしっかりやれば、薬を中止することもできます。実際に当院ではそういう患者さんがたくさんいます。
糖尿病は現状では完治させることはできません。
そのため長期間治療を続けていくことが必要になります。
長期間、糖尿病治療を続けていく上で、通院はとても大切です。
糖尿病の症状の多くは自覚症状が少ないものばかりです。
例えば風邪のように喉が痛かったり、咳が出たり、鼻が詰まったりすれば「病気だ」と自覚する事もできますし、薬を飲めば症状が和らいで楽になっていくのも自覚することができます。
しかし糖尿病の症状はそういった自覚できる症状が少ないのです。
身体の状態が今どうなっているか、唯一判る方法は「検査」です。
そのためにも通院はとても大切なのです。
糖尿病治療の基本は食事と運動。
私は
管理栄養士として食事について
健康運動指導士として運動について
糖尿病療養指導士として治療全体について
患者の相談に乗ってカウンセリングやアドバイスをしています。
ーー糖尿病かも知れないけど、そんなにお金と時間がかかるなら病院に行かないで、このままでいい
糖尿病で、しかも治療を先に延ばすことは
むしろ逆にお金と時間がたくさんかかってしまうことになりかねません。
糖尿病は少しずつをずっと長くが大事です。
悪化する前に、
少しずつ毎回の食事に気を遣い、
少しずつ体を動かし、
毎回検査を受けるために通院し、
それを長く続けていくことが大事なのです。
★ぶー!ポイント★
少しずつをずっと長く。
弊院は生活習慣病、糖尿病の専門クリニックです。
判らないこと、
不安なこと、
迷っていること
などあれば、通院の際にお訊ねください。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。