スイーツの後は京野菜を探します。もちろん錦市場に向かいます。
錦市場
錦市場(にしき いちば)は、京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、「寺町通 - 高倉通」間に存在する食品販売中心の商店街である。魚、京野菜といった生鮮食材のほか、乾物や漬物、おばんざい(京言葉で日常の惣菜)などの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場。京都独特の食材は、ほぼここで揃う。
中小企業庁によれば、商店街の類型として超広域型商店街とされる。京都錦市場商店街の名称で2006年5月、「がんばる商店街77選」の一つに選ばれた。
活気がある!というよりも、多国籍・大人数な感じで、色色な国の色色な言語が飛び交っています。ただ京名物的なものを扱うお店が多く、目当ての八百屋さんが見つからないので奥へ奥へ進んでいきます。
なんとか発見!でも時期がよくなかったのか多くは見つかりませんでした。
京の伝統野菜
1987年に京都府により、「京の伝統野菜」について以下のような定義が定められた。
- 京 - 京都市域のみならず、京都府内全域での生産が対象。
- 伝統 - 明治維新以前から導入栽培されていた歴史を有する。
- 野菜 - 筍を含むが、キノコ、シダ類(ゼンマイ、ワラビ等)は除く。(品種の分化や独自の栽培方法をとるものに限定する)
- 種類 - 栽培または種が保存されている品目、および絶滅した品目を含む。
京野菜は、大別して夏野菜と冬野菜に分類される。現存種36品種、絶滅種2品種、京の伝統野菜に準じるもの3品種は以下のように分類されている。
- 辛味大根
- 青味大根
- 時無大根
- 桃山大根
- 茎大根
- 佐波賀大根
- 聖護院大根
- 松ケ崎浮菜蕪
- 佐波賀蕪
- 舞鶴蕪
- 聖護院かぶ
- 大内蕪
- 鶯菜
- 酸茎菜
- 水菜
- 壬生菜
- 畑菜
- もぎなす
- 賀茂なす
- 山科なす
- 伏見唐辛子
- 田中唐辛子
- 山科唐辛子
- 鹿ケ谷かぼちゃ
- 海老芋
- 堀川ごぼう
- 慈姑(クワイ)
- 桂瓜
- 柊野ささげ
- 京独活
- 京茗荷
- 九条葱
- 京せり
- 京たけのこ(タケノコは一般種だが特別選定)
- 蓴菜(ジュンサイ)
- 聖護院きゅうり
というように「伝統野菜」はこれだけあるそうです。これにブランド京野菜というのが加わるそうです。
ブランド京野菜
1989年より、京都府、流通団体、京都農協などが中心になり設定した農産物の認定制度。「京の伝統野菜」と12品種、「京の伝統野菜に準じるもの」と2品種が重複する。また、黒大豆、丹波栗など、伝統野菜でない丹波・丹後地方の特産物など以下の10品種も含む。
- 金時にんじん
- やまのいも
- 紫ずきん(大豆)
- 黒大豆
- 京 夏ずきん
- 丹波大納言小豆
- 丹波栗
- 京こかぶ
- 京たんご梨
- 京丹波大黒本しめじ
よくわからなくなってきたので、JA京都を観てみると、
「京野菜」の具体的な定義はありません。京都府内で取れた野菜は全て京野菜と総称されています。JA京都においても、管内で生産された野菜全てを「京野菜」として位置づけています。
京都で採れれば京野菜。・・・そうなんですけど。一般人的には京野菜と聞くと、やっぱり伝統的に受け継がれてきた例えば賀茂ナスのようなものをイメージするんだと思うのです。なんだか京野菜というブランドに乗っかってる気がしないでもないです。
と、いうことは「京野菜」ではなく「ブランド京野菜」と呼んだ方がよりイメージに近い気がします。でもやっぱりなんか違う気もします。混乱してしまうようなのはよくないです。
昔からずっと守り続けている伝統野菜が誰にでもハッキリわかるようにして欲しいです。
錦天満宮まで来てしまいました。諦めきれずに、
近くの八百屋さん的スーパーを探して行ってみたのですが結果は変わりませんでした。
仕方がないので京都駅に戻ります。
京都駅に戻りました。
京都タワー。
京都駅はとても変わったカタチをした建物です。斬新で未来的なんですが、なぜか京都の街に私は合っている気がします。
なんだか大階段でイベントが始まるようで多くの人が集まっていました。
お腹が空きました。
西京漬けと釜炊きごはんを頂きました。美味しかったです★
ということで、今日の京はおしまい。
★ぶー!ポイント★
つづく。
次回は嵐山方面へ向かいます。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。