2019年11月に講演会で鹿児島に行きました。
翌日、福岡に戻るまでの間、鹿児島観光をしました。
この時、たくさんの種類のサツマイモに出会えたので連れて帰ってきました。今回は、ひとりで勝手に『大サツマイモ個人展』を開催したいと思います★
この時出会えたのは全部で9種類。 左上から順番に、詳しく見ていきます。
各イモのウェブ情報はこちらを参考にしてください↓
699食目「ある鹿児島での一日。」城山観光ホテル→桜島→指宿寒干大根→唐芋ワールド→フェスティバロ→さつまいもの館→さつまあげ揚立屋@鹿児島名物を巡る - 適材適食 -てきざいてきしょく-
なお、各イモの紹介文はさつまいもの館で頂いたチラシカードより転載しています。
高系こうけい14号 鹿児島県産
栗にも負けない美味しさとホクホクの食感、食用・加工用に適したさつまいも。
鹿児島では、食用・加工用として根強い人気を誇る品種です。加熱すると甘くてホクホクした食感が楽しめます。スジがほとんど無いため食べやすく、また冷めても美味しいさつまいもです。
安納こがね 鹿児島県 種子島産
安納紅と同様にしっとりとして甘い品種。
いもの外皮は褐色、肉色は黄色で安納紅と同様に、甘みも強く、焼き芋や蒸しいもに適している。『安納もみじ』の商品名でも販売されています。
種子島ゴールド 鹿児島県 種子島産
アントシアニンを含み、食用・加工用に適した品種。
いもの外皮は白色で、肉色は鮮やかな紫色。甘くて味が良く、人気の高い品種といえます。
安納紅 鹿児島県 種子島産
蒸しても、焼いても美味しい食用いも。
いもの外観は褐紅色で、肉色は黄橙色。しっとりした食感で、甘みも強く、蒸しても焼いてもおいしい人気の高い品種です。
べにはるか 鹿児島県産
口当たり滑らかで、後口がすっきりとした上品な甘さが特徴。
しっとりとして柔らかく、すっきりとした甘みが特徴です。形は紡錘形で揃いが良く、皮色は紫紅、肉色は黄白です。ヤラピンが多く表皮が黒くなることがありますが、ヤラピンは整腸作用の機能性があります。
シルクスイート 鹿児島県産
絹のような滑らかな舌触りで甘いことからシルクスイートと名付けられました。
2012年から種苗の販売が開始されたばかりの新しい品種。外観は紡錘形で表皮の色や果肉の色など「べにはるか」に似ており、濃い紅色の皮に、中がクリーム色をしているのが特徴です。
コガネセンガン 鹿児島県産
食用にも加工用にも利用される、万能品種。
鹿児島県内のさつまいもの中では最も多く作られている品種。いも焼酎の原料としても利用されている。「ほくほく」とした食感が特徴で、味も良く食用としても人気が高い。天ぷらや焼き芋にも適しており、万能型の品種です。
ハヤトイモ 鹿児島県産
蒸しいも、焼き芋として親しまれている食用品種。
大正時代から鹿児島県で「カボチャいも」「ニンジンいも」と呼ばれ親しまれています。肉色が鮮やかなオレンジ色で、人参のような香りがし、甘みがありやわらかい食感が特徴の品種です。
紅さつま 鹿児島県 知覧・頴娃町えいちょう限定
甘みが強く美味しい、鹿児島県のブランド品です。
ホクホクとしっとりの中間型の食感で、甘みが強く美味しいので食用として人気が高く、5月下旬には新いもが出荷されます。食用・加工用として鹿児島県では多く栽培されています。南九州市知覧町・頴娃町産の紅さつまは県のブランド品に指定されています。
以上、9種類のサツマイモです。どれも鹿児島県産です。
味を比べるために焼き芋にしてみました。それがこちら↓
スゴい画になっています!サツマイモを焼いた時の焦げた香りと独特のあまーい香りが部屋中をミックスして充満しています!
では、左上からひとつひとつ焼いた画と味わいについて感想を書いていきます★
なお、ここでは私個人的な感覚で評価しています。しかもたまたま食べたものの味なので、その品種すべてを評価しているものではありませんのであくまでも参考程度にご覧ください。
高系14号
理由は判りませんが、焼いて割ったところ、とても変な匂いがしたので試食はしませんでした。残念です。
安納こがね
甘み ★★★★
ねっとり ★★★★★
パサパサ
*焼き芋らしい味がしました。水分が多い感じがしました。
種子島ゴールド
甘み ★★
ねっとり
パサパサ ★★★★★
*ぱっと見は普通のサツマイモ。割ったら鮮やかな紫色というトリッキーな印象。甘さ控えめでポソポソした感じ。
安納紅
甘み ★★★★★
ねっとり ★★★★★
パサパサ
*水分が多く、ちょうどいい甘さ。まるできんとんを食べているようなちょっと贅沢な感じがしました。
べにはるか
甘み ★★★
ねっとり ★★
パサパサ
*ねっとりというよりはしっとりした感じです。あっさりした味わいで甘さも弱い感じでした。
シルクスイート
甘み ★
ねっとり ★★★
パサパサ
*これもねっとりというよりはしっとりした食感。とても柔らかかったです。繊維は少ない感じで、例えるならジャガイモのような感覚でした。
コガネセンガン
甘み ★
ねっとり
パサパサ ★★★★★
*古いタイプというか昔ながらの焼き芋の味です。パサついた感じもほんのりな甘みと相まっていい感じです。名付けて昭和の味!?。
ハヤトイモ
甘み ★★★★
ねっとり ★★★★
パサパサ
*周りにミツがびっしり!そして中身の色が特徴敵です。とても鮮やかな色をしています。ねっとりではなくしっとりした感じで、ニンジンの香りとカボチャのような味がしました。とてもやわやわでした。
紅さつま
甘み ★★
ねっとり
パサパサ ★
*パサパサというよりはあっさりが近いかも知れません。とっても後味がすっきりした感じでした。
ということで、鹿児島県産9種類のサツマイモを食べ比べた感想でした。
一般的なサツマイモの栄養はというと、
サツマイモ
サツマイモ(薩摩芋、学名: Ipomoea batatas)は、ヒルガオ科サツマイモ属の植物。あるいはその食用部分である塊根(養分を蓄えている肥大した根)。この和名は、琉球王国(現・沖縄県)を経て薩摩国(現・鹿児島県)に伝わったことに由来する。別名として甘藷(かんしょ)。
英語圏の一部では、サツマイモ「sweet potato」を「Yam」などの別の名前で呼んでいる。
地方により、また歴史的にも呼称は変遷し、たとえば日本本土では「唐芋(からいも、とういも)」、「琉球薯(りゅうきゅういも)」、野國總管が沖縄本島に導入した当時は「蕃薯(ばんしょ、はぬす、はんす、はんつ)」と呼ばれていた。他に、とん、うむ(いもの琉球発音)等とも呼ばれる。
100 g あたり
カロリー・・・・・・・・・131kcal
脂質・・・・・・・・・・・0.2 g
飽和脂肪酸・・・・・・・・0 g
多価不飽和脂肪酸・・・・0.1 g
一価不飽和脂肪酸・・・・0 g
コレステロール・・・・・・0 mg
ナトリウム・・・・・・・・4 mg
カリウム・・・・・・・・・470 mg
炭水化物・・・・・・・・・32 g
水溶性食物繊維・・・・・0.5 g
不溶性食物繊維・・・・・1.8 g
タンパク質・・・・・・・・1.2 g
ビタミンC・・・・・・・・29 mg
カルシウム・・・・・・・・40 mg
鉄・・・・・・・・・・・・0.7 mg
ビタミンB6・・・・・・・0.3 mg
マグネシウム・・・・・・・25 mg
とされていて、炭水化物と食物繊維も多く含まれています。
冬場の焼き芋は風物詩!寒い時にホクホクほかほかの焼き芋の甘さは格別ですね!でも炭水化物が多いことは忘れずに、です。
★ちゅー!ポイント★
今回食べた中での私のナンバーワンYamは、ハヤトイモです★★★ ただ焼いただけですがもうスイーツでした!とても美味しかったです!
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。