今週のお題「最近買った便利なもの」
茎の中がまるでマカロニのように空洞な野菜を知ってますか?
マカロニ(macaroni 英語: [ˌmækəˈroʊni] フランス語: [makarɔni])
イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一種。語源は、イタリア語のマッケローネ(maccherone)の複数形マッケローニ(maccheroni)。
本当に中身がマカロニのように全く無い空洞になっているんです。その野菜の名前は「クウシンサイ」です↓
ヨウサイ(蕹菜〈拼音: wèng cài ウォンツァイ〉、学名: Ipomoea aquatica)
ヒルガオ科サツマイモ属の野菜。クウシンサイ(空心菜)、エンサイの呼称でも知られる。栽培の中心は中国南部や東南アジアなどの熱帯アジア地域で、ニンニク炒めなどにしてよく食べられている。
ーーーヨウサイ???
そ、クウシンサイは様々な呼び名があるようです。
ヨウサイ 名称
多くの異なった名称でもよばれており、茎が空洞のためクウシンサイ(空芯菜)ともよばれ、またエンサイ(莚菜)などの別名がある。中国名は蕹菜(草菜、空心菜)。
クウシンサイ(空心菜) - 茎が空洞になっていることから、中国語では空心菜(コンシンツァイ、拼音: kōng xīn cài)と書き、日本語でも「くうしんさい」の読み方で普及している。なお、同じ読みで「心」を「芯」に変えた、「空芯菜」という登録商標が日本で取得されている。
クウシンサイ=空心菜/空芯菜と表記するようですね。まさに見たままの名前です。
というわけで買って来ました、クウシンサイです↓
↑本当に穴が空いています。茎というより管。
クウシンサイはヒルガオ科サツマイモ属の野菜。花が咲くようなのですが、こんなお花↓
アサガオというかヒルガオというか、ちょっと意外に感じました。でも、葉そのものはというと↓
↑何となくホウレンソウとかコマツナっぽさがありますが、食用とは思えなかったり、さらには↓
↑茎は空洞ですし。しかもサツマイモ属という色々と不思議な野菜です。
そんなクウシンサイの気になる栄養はというと、
暑さに強い夏の野菜
川や湿地で栽培され、水を吸いやすくするために茎の中が空洞になっていることから、「空芯菜(クウシンサイ)」という名前が付いたそうです。朝顔に似た淡紫色や白色の花を咲かせるため「朝顔菜(アサガオナ)」と呼ばれたり、さつまいもの葉茎によく似ていてヒルガオ科サツマイモ属であるため「ウォータースピナッチ」と呼ばれる事もあります。暑さに強い空芯菜は夏場の貴重な葉物野菜で、その上、栄養価の高い野菜として、多くの国で親しまれています。ビタミン・ミネラルたっぷり
空芯菜の栄養はカルシウム、ビタミンA・B・C・E、β-カロテン、葉酸、鉄分、食物繊維、カリウムなどが含まれています。それぞれの栄養素は、ほうれん草の約2倍から4倍というから驚きです。β‐カロテンやビタミンEが多く、どちらも油と一緒に炒めると吸収率が高まります。ビタミンB1・B2も豊富なことから、糖質を効率よくエネルギーに変えて疲労回復効果も期待できます。また、ミネラルも豊富に含まれ、鉄と葉酸の相乗効果で貧血予防に期待が出来ます。ビタミン・ミネラルのみならず、豊富な食物繊維の力で、便通も整えてくれる優れものです。ほうれん草よりも食べやすいヒミツ
栄養素はほうれん草と変わらず、むしろ含有量はほうれん草に勝るとも劣らない空芯菜。実は、ほうれん草のエグミの素となるシュウ酸を含んでいないためとっても食べやすい野菜です。シュウ酸がないということは茹でて“アク抜き”するという手間も不要。生野菜としてサラダでも食べることも出来ますが、空芯菜のシャキシャキ感を楽しむなら、サッと油で炒めるのがおすすめです。
★ぴょん!ポイント★
このクウシンサイを先日作ったニンニク麹で味付けしてみました↓
ホウレンソウのような感じ。でもコマツナのように食べやすく、まったくクセがなく食べやすいです。食感もよく美味しいです。
クウシンサイは7月から9月が旬の夏野菜。これから見かける機会もぐっと増えますので、まだ食べた事のない人はぜひお楽しみください。美味しいです。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。