今週のお題「苦手だったもの」
毎日暑い日が続きますね。
そんな中、何故か11月頃から翌年3月の秋から冬にかけて旬を迎えるブロッコリーの話題が盛り上がっているようです。
ブロッコリー(英: broccoli、学名: Brassica oleracea var. italica)
アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜。花蕾を食用とするキャベツの一種がイタリアで品種改良され現在の姿になったとされる[2]。和名はメハナヤサイ(芽花椰菜)、ミドリハナヤサイ(緑花椰菜)。カリフラワーとブロッコリーはキャベツ変種で生育初期の見分けは難しい。単位は「株」である。
地中海沿岸の原産。食用とするのは蕾の状態の花序と茎であり、収穫せずに栽培を続けると巨大になった花序に多数の黄色やクリーム色の花をつける。
それは
ブロッコリーって生で食べられるのか?
というもの。
確かにブロッコリーって生でそのまま食べないですよね。ほとんどの場合茹でます。
そんな疑問にブロッコリーを生産している人が答えています↓
「ブロッコリーは生で食べられる?」返答した生産者 内容に「知らなかった!」「表現に吹いた」
数ある緑黄色野菜の中でも、特に多くの栄養を含むといわれている、ブロッコリー。
ビタミンやミネラルの含有量が豊富であることから、健康な身体作りはもちろんのこと、筋トレ愛好者の間でも好まれています。さまざまな料理に活用できることも魅力の1つですが、きっと大半の人は「ブロッコリーはゆでるもの」と思っていることでしょう。
「ブロッコリーは生で食べられる?」の問いに、生産者側は?
ブロッコリーを主力とする農業法人の有限会社安井ファームは、SNSアカウント(@yasuifarm)に、ブロッコリーに関する『よくある質問』を掲載。おいしい調理方法や保存方法について問われる中、「ブロッコリーは生で食べられますか?」という質問を受けることがあるといいます。前述したように、ブロッコリーを使うレシピを読むと、ほとんどの場合が数分ほどブロッコリーをゆでるようにつづられていますよね。しかし、「ブロッコリーはゆでるもの」という考えは、多くの人の思い込みだったようです。同社の回答をご覧ください。
食べられます。森めいた部分、森めいていない部分問わず、ブロッコリーは火を通さなければ食べられないということはございません。
例えばいつもの納豆に、星型で抜いたブロッコリーの茎を乗せるだけで『ブロ納豆 七夕風』として仕上げることも可能です。生い茂った『森めいた部分』も、その他の『森めいていない部分』も、ゆでずに食べることは可能なのだとか!同社によると、ゆでずに食べることは可能であるものの、『森めいた部分』を生で食べるのはハードルが高いため、「下ゆでをしなくても食べられる」程度に考えてほしいとのこと。下ゆでをせずにおいしく食べる方法として、マヨネーズと醤油とともに炒める『マヨ醤油炒め』も紹介しています。あえてゆでないことで、ブロッコリーのシャキシャキ感を味わうことができるのだそうです。
「ブロッコリーはゆでなくても食べられる」という、固定観念をくつがえす情報に、驚く人が続出。
また、どこかファンシーな雰囲気の『森めいた部分』『森めいていない部分』という呼称に多くの人から反響が上がっています。
・部位の『森めいた』『森めいていない』という表現に吹いた。
・そうだったの!?知らなかった!今度はゆでずに調理してみよっと。
・海外には生で食べるのが主流の国もあるよね。食感もいいし、おいしかったよ!
同社は「ブロッコリーを使った料理の考え方の幅を広げていただければ幸いです」とコメント。
シャキシャキ感を残したままのブロッコリーでどのように調理をするか、考えてみるのも楽しそうですね!「ブロッコリーは生で食べられる?」返答した生産者 内容に「知らなかった!」「表現に吹いた」 – grape [グレイプ]
ブロッコリーは生でも食べられる(正確には食べられないこともない)
というのが回答。
そーだったんですね。私もブロッコリーは茹でるものと思っていました。それよりも
「森めいた部分」の表現!
実際に比較?してみましょう。
まずはこちら↓
▲森の画像
▲ブロッコリーの画像
ふふふ、確かに「森めいて」見えます。ブロッコリーって森なのかー。
一応、Wikipediaには
ブロッコリー
食材
基本的には生食に向かないため、薄い塩水につけて蕾の中のゴミを出してよく洗い、葉を切り落として茹でる。茹でる際は塩を加えると色鮮やかに仕上がり、ある程度歯ごたえが残るように固ゆでした方が美味しい。茹で上がりはザルに広げて手早く冷ますのが基本で、水につけて冷ましてしまうと蕾に水を多く含んで食べたときに水っぽく感じてしまう。
とありましたが、生産者が言うのですから、間違いありません。ちなみに今回の回答はこちらの安井ファームの人が書かれたようです↓
ブロッコリー あれこれ
ブロッコリーについて、今までこのブログでも色々と取り上げてきました。
ブロッコリーの栄養
ブロッコリーには私たちの身体が喜ぶ栄養をたくさん含んでいます。
栄養素
ビタミンB、ビタミンC、β-カロテン、ビタミンKや鉄分を豊富に含む。緑黄色野菜の中ではカロテン量は少ない方であるが、葉物野菜と違い一度にたくさん食べることができるため、栄養的には有用である。β-カロテンは体内でビタミンAに変化し、鉄分の吸収を助け、粘膜を健康に保つ作用があり、抗酸化作用を発揮してがんや動脈硬化予防に役立つとされる。
ビタミンCは特に豊富で、茹でることで減少しても、生レモンやイチゴより含有量が多い。
鉄分と葉酸(ビタミンB群の一種)は、貧血の予防に役立つ。
ビタミンKは、カルシウムの吸収を助ける働きがある。
また、野菜からなかなか摂りにくいビタミンEも含んでいる。
それぞれ栄養素の成分が多いだけではなく、吸収を助け合う栄養素がバランスよく含まれていることで、効率よく栄養を取ることができる野菜といえる。ブロッコリーは茎の部分も食べることができ、花蕾と同様の栄養素が含まれているが、食物繊維も多く含まれている。
とあるように、ブロッコリーはとても栄養豊富なのです。
薬効作用と薬物相互作用
実験動物を対象とした試験において、いくつかの薬効作用と薬物相互作用が報告されている。スルフォラファンはイソチオシアネートの一種でアブラナ科野菜の中でもブロッコリーなどに含まれ、がん予防効果、ピロリ菌抑制効果等があるとされている。
含有する成分のブロリコが、糖尿病による健康状態の悪化を改善する効果あると報告されている
という報告がある一方で、
が、一方で「薬剤性肺炎」が発生したとの報告がある。
ラットを用いた動物実験で、Indole-3-carbinol (I3C) は子宮癌を促進したとの報告がある。抗がん剤の作用を減弱する薬物相互作用を有する可能性が報告されている。
という話もあります。さらに
かつてアメリカ国立がん研究所が、がん予防効果がある食材として発表した「デザイナーフーズ計画」の中で、高い評価を受けていた。特にスルフォラファンは、発芽3日目のスプラウトで濃度が最も高くなると言われている。
という話まであります。
★ぴょん!ポイント★
たくさんの栄養素をぎゅっと詰め込んだブロッコリー。まさに「森」のようです。逆にもう「森」にしか見えません。
ブロッコリーが旬になる秋が今から待ち遠しいです。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。