今週のお題「急に寒いやん」
今週のお題「夢」
▼静岡編 前回まで
2023年9月26日火曜日。
順天堂大学医学部附属静岡病院での見学を終えて気づけばお昼。移動。先日講演会で座長を務めて頂いた麻生克己先生のあそうクリニックにやってきました。
糖尿病内科・内分泌内科 あそうクリニック
そしてここ、あそうクリニックの「カフェ」で昼食を頂きます。
ーーーん?クリニックなのに?カフェ???
そう!あそうクリニックには本格的なカフェが併設されているのです!
DOCTORS CAFE PLUS ドクターズカフェプラス
その名の通り、
「食を健康のプラスの力に変える」
糖尿病内科医が考案し管理栄養士が運営するカフェ
糖尿病専門医が考え、管理栄養士がカタチにし、提供するカフェ。それがこちら「ドクターズカフェプラス」なのです。
もう紹介文を読んだだけでワクワクします!以前からとても興味があって楽しみにしていました!
麻生克己先生のオススメ特製ランチを頂くことになりました↓
- 雑穀ご飯
- 的塩味噌汁
- 主菜2品(肉・魚)
- 日替わり副菜
- ひじき煮
- 切り干し大根
のセット。ご飯は140g、160g、180gから選択できるので、160gをチョイス。
主菜2品は
- 鶏ももの香草焼き
- 鮭のちゃんちゃん焼き
お料理が届いた瞬間、香草の良い香りがしました。どの料理も味付けが薄いと感じさせない工夫がされていて、大満足ーーー★★★味噌汁も糸寒天など具沢山でまさに「的塩」。
▲日替わり副菜
▲鶏ももの香草焼き
▲鮭のちゃんちゃん焼き
(参考1:ご飯 140g:1130円 160g:1160円 180g:1190円 で提供)
(参考2:580-650kcal、塩分3g以下)
さらに、デザートを勧めて頂きました!
- にんじんプリン
- ほうれん草プリン
- かぼちゃプリン
- スイートポテトプリン
- 豆乳くずプリン
- プレミアムバニラプリン
- コーヒーゼリー
- ハーブティーゼリー
と、種類が豊富!どれも興味がって迷いに迷ったのですが、
ほうれん草のプリン、PLUSオリジナルハーブティーを選びました。
PLUSオリジナル
DOCTORS CAFÉ PLUSでしか飲むことができないオリジナルブレンド。
ミシマサイコは根が漢方薬にも使われているもので、江戸時代に特に静岡県の三島産のものの評判が良かったといわれています。マルベリーは桑の葉のことで、鎌倉時代に栄西禅師が記した「喫茶養生記」にも登場しており古くから飲まれているハーブです。レモングラスは、タイ料理のトムヤムクンにのみ使われているハーブで、さわやかなレモンに似た香りが特徴のハーブです。胃腸の働きを助けたり、疲労回復に良いとされています。
▲PLUSオリジナルハーブティ
優しい黄金に輝くハーブティ。香りと味が心と身体を整えてくれます。
▲ほうれん草のプリン
ホウレンソウのプリン???想像がつきませんでしたが、生のほうれん草をVitamixのミキサーで滑らかにして丁寧に創ったプリン。鮮やかな緑色、食べるとホウレンソウの味わいが意外とプリンとマッチしてて感動しながら楽しめる味です。ホウレンソウの持つえぐみ等は全く感じられませんでした。舌に感じるなめらかさとホウレンソウの独特の香りと味わいが、プリンになっているという驚きを感じられる一品です。これは食べてみないとわからないですね、すみません。とても美味しかったです!
出てくるお食事やデザートは、糖尿病専門医が監修し管理栄養士が手作りした安心して、そしてどれもとても美味しく、時にサプライズも楽しめるだけでなく、しっかりインテリアも本格的なカフェそのもの。想像以上の「カフェ」でした。
お腹も心もいっぱーいに満たされてから、クリニックを見学させて頂きました。
糖尿病内科・内分泌内科 あそうクリニック
改めてドクターズカフェプラスの隣にある「あそうクリニック」を見学させて頂きました。以下、私視点のレポートです、私感多めなのはご了承ください。
▲受付・待合
多くの患者さんたちが訪れていました。とても落ち着く雰囲気。
▲診察室
麻生克己先生は、ここ静岡でLCDEを立ち上げた人です。
CDEとは、糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator)のこと。日本全国各地に組織が存在していて、私は福岡で取得、所属しています↓
そんな事も有り、メディカルスタッフだけに留まらず、医療事務の人たちもCDEを取得しているそうで、現在7人がCDEの資格を持っているそうです!スゴイ!
通常は2診。土曜日は4診になることもあるそうです。
採血台5台。予診は採血しながらとるパターンと、時間がかかる場合は予診だけとる人と事前に振り分けられているそうです。
あそうクリニックではスタッフが4つのグループに分けられていて、それぞれのグループに看護師、検査技師、事務、管理栄養士とそれぞれの職種が配置されていて、新患の管理、例えば「検査の抜けがないか」などの管理やチェックを行っているそうです。症例検討もチーム内で行うそうで、もちろんチームごとに取り組みやアプローチは異なっているそうです。
糖尿病療養指導士を多くのスタッフが取得していることが、グループ制を実現する鍵ではないかと感じました。ひとつの理想のカタチと感じました。
管理栄養士の行う外来個人栄養指導。
外来栄養指導は60分で一人担当しているそうです。管理栄養士5名所属、うち栄養指導2名、カフェ3名というフォーメーションなんだそうです。外来個人栄養指導の他に、カフェメニューやデイサービスの献立も考えるというもの。他に体組成測定も行っているそうです。管理栄養士さんとしては、『業務が多岐にわたるため大変だけど、やりがいはある』とのこと。とても伝わってきました!私が訪問する前々日の日曜日も近隣のイベントに出店していたそうです。本当にスゴイ!
エアロバイクが置かれたスペース。運動を行うことができます。かなり広くて多目的に使えそうでした。
会議室。糖尿病教室とか患者対応もできそう。
あそうクリニックのバルコニーからの眺め。
記念撮影。左から、
山﨑 望 先生(順天堂大学医学部附属静岡病院 糖尿病・内分泌内科 助教)
麻生 克己 先生(あそうクリニック 院長)
と私。
番外編(見学後)
夕食をご一緒させて頂きました。お店に向かう途中、発見↓
▲旧東海道 川郭通り
川郭かわぐるわの由来
川郭かわぐるわ町は志多した町と上土あげつち町との間の東海道往還おうかん沿いにあって東側は狩野川に接し、背後は沼津城の外郭がいかくに接した狭い町であった。「川郭」は「川曲輪」とも記し、狩野川に面した城郭じょうかくに由来して名付けられたものと考えられる。
なんとこの日の夕食は麻生 克己 先生だけでなく、
山﨑 望 先生
岩本 達也 先生
髙木 恵理 先生
門倉 椋 先生
小田原瑠璃 先生
大塚 隆弘 先生
という順天堂大学医学部附属静岡病院 糖尿病・内分泌内科オールスター勢揃いという豪華さ!(野見山崇先生はこの時間お仕事をされていたそうです。)
もう、私は場違い以外の何者でも無い感じが半端なく、居たたまれないだけでなく申し訳ない気持でいっぱいだったのですが、先生方がそんな私を受け入れてくださり、とても楽しく、そして大変貴重な時を過ごさせて頂きました。
野見山崇先生を中心に本当に素晴らしい人たちがどんどん集まってきていて、仲間というか、ファミリーというか、とにかく同じ目標を目指す同志みたいな感じで、みなさんとても熱い想いを持ちつつもスマートで、本当に素敵な仲間の中に、僅かな時間でしたが入れてもらえた、そんな気がしています。大学病院とクリニックでは何もかも違いますが、真ん中にある熱い想いはどちらも同じだなって感じました。
★ぴょん!ポイント★
あそうクリニック、本当に素晴らしかったです。カフェの可能性、カフェがあるからこそのアイディア、展開。妄想が捗りました(謎)。クリニックもとてもスペースに余裕があって、とてもうらやましかったです。
何よりも、スタッフのみなさんひとりひとりの前向きな姿勢、自分の果たすべき責務や役割をしっかりと抱いていることに、感動してしまいました。
こんなに頑張っている素敵な仲間のいる糖尿病治療の世界で、私も負けずにやっていきたい!と心の中で誓うのでした。
みなさん、本当にありがとうございました。心より。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。