特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
2023年、新年あけましておめでとうございます。
2023年=令和5年、今年の干支は「卯うさぎ」。
ウサギ(兎、兔)
最も広義には兎形目、狭義にはウサギ科、さらに狭義にはウサギ亜科もしくはノウサギ亜科 Leporinaeの総称である。
ここでは主にウサギ亜科について記述する。現在の分類では、ウサギ亜科には全ての現生ウサギ科を含めるが、かつては一部を含めない分類もあった。兎形目はウサギ科以外に、ナキウサギ科、サルデーニャウサギ科など。
「ウサギ年」ではなくて「卯年うどし」が正解みたい。
ウサギさんってかわいいですよねーーー★ 卯年にちなんでちょっとだけウサギさんについて調べてみました。
ウサギさんってどんな生きもの?
寿命
5–11年(稀にそれ以上:ネザーランドドワーフで最高年齢13歳の記録がある。※ギネス記録は18歳10か月)
ウサギさんの寿命って5年〜11年なんだそうです。私たち日本人の平均寿命は84.62歳(2020年発表)ですので、私たちの感覚で約8倍の速度で時が流れているということになります。ウサギさんにとっては1日が私たちの1週間以上。よくウサギさんのお鼻がぴくぴくもの凄い勢いで動いていますが、8倍速と考えたら納得!です(え?)
体温
ウサギの平均体温は38–40℃とかなり高温までが正常範囲。39℃台の体温を正常と判断し対処する必要がある。体温が上がりすぎる場合は耳を水で軽く湿らせタオルで全身を巻いた上からアイスボトルなどで冷やし、逆に体温が37.7℃以下の場合は温かい布で全身を包みカイロなどでその上から温める。
私たちだったらかなりの高熱!発熱外来に行かないといけないレベルの38度〜40度が平均なんだそうです。確かに抱っこした時にあたたかかった記憶があります。
心拍数
130–325/分
私たちヒトの心拍数は平均で1分間に60回〜80回です。ウサギさんは私たちの2倍から5倍ぐらい「ドキドキ」しているそうです。
呼吸数
32–60/分
私たちは1分間に12回〜20回が正常とされています。とすればこれまたウサギさんは2倍から4倍ということになりますが、実はヒトも新生児の時は35回〜50回、乳幼児で30回〜40回とされています。生まれたての赤ちゃんの場合、1回の呼吸で取り込める酸素の量が少なかったり、そもそも肺が小さかったりというのが理由なんだそうです。私たちもウサギさんぐらい小さい頃は同じぐらいの回数の呼吸をしているんですね。
血圧
90–130 / 60–90 mmHg
私たちは最高血圧135mmHg未満ー最低血圧85mmHg未満が正常値とされています。ウサギさんは若干低いですがほぼ私たちと同じぐらい、のようです。
ウサギさんたちの体は全体的に私たちの何倍も酷使されているようです。ちっちゃい体で頑張ってると思うとより愛おしく感じます(かわいい)。
ウサギさんとニンジン
ウサギさんの大好物と言えば、
ニンジンをイメージしますよね。でもどうやら違うようです↓
餌
ニンジンなどの根菜を食べるイメージがあるが、糖分が高く自然界では食べない。飼育環境下で少量与えられる程度である。主に食べるのはチモシー、アルファルファなどの牧草であるが、チモシーにアレルギーを起こす人が居るので、時々飼育で問題になる。
ニンジンには糖分が多く含まれるので、あまり食べないそうです。確かにニンジンは糖分を多く含みます。ですが、それはウサギさんにとって、という話。私たちヒトにとっては大切な栄養素をたくさん含んでいます。
ニンジン 分量 100 g あたり
カロリー・・・・・・・・・・・37 kcaL
炭水化物・・・・・・・・・・・9 g
水溶性食物繊維・・・・・・・0.7 g
不溶性食物繊維・・・・・・・2 gタンパク質・・・・・・・・・・0.6 g
脂質・・・・・・・・・・・・・0.1 g
飽和脂肪酸・・・・・・・・・・0 g
コレステロール・・・・・・・・0 mg
ナトリウム・・・・・・・・・・24 mg
カリウム・・・・・・・・・・・280 mg
ビタミンC ・・・・・・・・・・4 mg
カルシウム ・・・・・・・・・・28 mg
鉄・・・・・・・・・・・・・・0.2 mg
ビタミンB6・・・・・・・・・・0.1 mg
コバラミン・・・・・・・・・・0%
マグネシウム・・・・・・・・・10 mg
ウサギさんにはチモシー
ではウサギさんたちには何をあげたらいいのかというと、チモシーなんだそうです。
オオアワガエリ(Timothy、学名:Phleum pratense)
イネ科の多年草。チモシー・グラス、あるいは単にチモシーとも呼ばれる。
特徴
やわらかな多年草。ごく短い地下茎があり、多数の茎を束状に出す。草丈は50-100cmで、基部はやや斜めに出る。葉身は線形で長さ20-50cm、幅は3-9mm、扁平で緑から灰緑色、ざらつくが毛はない。花序は茎の先端に生じて、棒状に直立し、長さ6-15cmで幅は7-9mm、その表面には多数の小穂が密生する。小穂にはごく短い柄がある。小穂は先が広がった三角形で扁平、両端から短い芒が出る。これは同型の第1,第2包穎にあたり、芒の出る背面の中肋は緑でそれ以外は膜質で色が薄い。その内部には小花を一つだけ含む。カモガヤなどの他のイネ科植物と共に、花粉症の原因となる。なお、名称のチモシーはこれをアメリカに導入した Timothy Hansen にちなむものでアメリカで生まれた名である。イギリスでは Cat's tail の名で知られる。
何だか私たちから観たら牧草、枯葉のように見えますが、ウサギさんにとっては美味しいようです↓
うさぎと牧草
繊維質をとるための重要な主食が牧草(乾牧草)です。牧草には種類があり、マメ科のアルファルファとイネ科のチモシーが一般的です。アルファルファは牧草の中でもおいしいのですが、高たんぱく質なので、成長期以外に与えると、消化管に負担がかかります。また、カルシウムも多いので、カルシウムを尿に排せつするうさぎにとっては尿路結石の原因にもなりえます。チモシーはその点、たんぱく質やカルシウムも少なく、体によいのですが、アルファルファほどおいしくはありません。
そして、牧草には1番刈り(春から初夏にかけて刈りとったもの)、2番刈り(夏の終わりに刈りとったもの)がありますが、2番刈りのほうがやわらかいのが一般的です。歯のためには、1番刈りを食べてもらったほうがよいのはお分かりですね。
ウサギさんたちはチモシーを食べることで繊維質、つまり食物繊維を摂っているんですね。エライ!
チモシーだけでなく、ウサギさんは植物=野菜しか食べません(草食動物だから当たり前?でも)エライ!
▼これまでの新年の挨拶
▼ウサギに関する記事
★ぴょん!ポイント★
2023年、今年のブログの〆はウサギさんにちなんでぴょん!ポイントにしたいと思います。
せっかく12年に1度のウサギさんの年。ウサギさんたちを見習って
野菜をたくさん食べて、ウサギさんたちのように
ぴょんぴょん!跳ねられるような元気なカラダで過ごしたい!ですね。
そしてウサギさんのようにお耳をぴーーーんっ!と立てて聞き漏らさないように、ウサギさんのように真ん丸お目々で見逃さないように、頑張って行きたいと思います!
2023年もどうぞよろしくお願い致します★
がじがじ。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。